病歴があっても大丈夫!希望を抱き前向きな婚活を【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」79】

雨のあとの虹を信じて
雨上がりの空に虹を見つけると、とても幸せな気持ちになりますよね。
虹に出会うには、雨雲が通り過ぎてすぐに太陽が顔を出すような天気雨の時がチャンスといいます。
婚活も、面倒でも外に出かけていかないと相手は見つかりません。
私は、うまくいかない雨のような状況でも諦めることなく出会いを重ねていけば、虹(=幸せな結婚)にたどり着けると思っています。
あれは、とある自治体から依頼を受けて、婚活に関するお悩みを聞いていた時のこと。
30代の女性から「20代のころに病気をし、社会人になるのが遅れたけれど、今は会社勤めをしています。こんな私でもパートナーを見つかりますか?」と相談されました。
私からは病について相手にどう伝えるかをアドバイスしました。
「初めに、日常生活には支障はないこと、次に病名、そして最後に『誠実な婚活にしたいと思ったのでお伝えしました』と3点セットで伝えるように」と伝えました。
また、資格を取るために勉強しているということでしたので、「ちなみに、今仕事が楽しくて、資格を取るための勉強もしています」と付け加えてもらうことにしました。
女性は「やってみます」と言葉を残し笑顔で退室しました。
その後、数人の相談が続きましたが、最後にやってきた男性からも「過去に病気をして」と打ち明けられました。
冒頭の女性と似た状況で、若い時に患った病気を気にしていました。
女性に伝えたアドバイスと同じ話をして、前向きな婚活をするようにと伝えました。
その後、主催の自治体に相談し、仲人役のスタッフを介して二人を引き合わせてもらいました。
もちろん詳細は伏せて、お二人それぞれがお見合いを了承した結果、まずはお友達になって1時間ほど話をして帰られたそうです。
その日、二人がどんな話をしたかは私にはわかりませんが、一時間も話すということは気が合ったのかもしれません。
お互いの経験が似ていて、同じように苦労したことを分かちあい、励ましあえたかもしれません。
人生にはいろいろな出来事が待ち受けていて、いいことばかりではありません。
けれど、雨の中でも諦めず前を向いていれば、きっといつかその雨は止むと信じているし、雨を受け入れた人には、ご褒美の虹が出ると信じています。



止まない雨はない
希望を抱き前向きに