全身に影響を与える歯周病 定期的に歯科医院を受診し口腔内と体の健康を維持しましょう【ドクターズメッセージ】

内科、歯科、放射線科、泌尿器科

蓮台寺クリニック

─歯周病が体にもたらす影響を教えてください。

歯周病を罹患（りかん）している人が糖尿病を併発すると、相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。また、歯周病が原因で、妊婦は早産、高齢者は誤嚥性肺炎のリスクが高まるなど、歯周病が全身に影響を与える可能性があります。

─歯周病のリスクを減らすためにできることは。

歯科医院を受診し、自身の歯の状態をチェックしてもらいましょう。平成28年の歯科疾患実態調査（厚生労働省）では、35～44歳の約4割、45～54歳の約5割が歯周病で、年齢上昇とともに罹患率も上がります。また55歳以降、歯を失う原因の第1位も歯周病です。歯周病で歯を失うなど、口腔内の健康が損なわれると健康寿命の短縮にも直結します。日本は他の先進国に比べ歯科医院の受診率が非常に低く、痛みなどの自覚症状が出てから受診する人が多いのが現状です。初期段階の虫歯や歯周病は自覚症状がない場合が多く、受診時には症状が進行していることも少なくありません。今年6月に政府が公表した骨太の方針に「国民皆歯科検診の具体的な検討」という一文が盛り込まれ、その重要性が示されました。

─寝たきりの高齢者など歯科医院に通えない人は。

当院では訪問治療にも力を入れています。歯の健康を通して末永く食事や会話を楽しめるよう、患者さんをサポートします。歯科医師と歯科衛生士の訪問による治療と口腔ケア、併設の内科との連携などが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

店舗情報

蓮台寺クリニック

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