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全身の状態を一度に調べられるPET検査は、いろんながんの発見、活動性診断、転移診断に適します【ドクターズメッセージ】

魚住 秀昭 院長
魚住 秀昭 院長

目次

魚住クリニック

放射線科

全身の状態を一度に調べられるPET検査は、いろんながんの発見、活動性診断、転移診断に適します

─PET検査とは。

がん細胞は正常な細胞に比べて約3~8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用した検査です。放射線薬剤FDG(ブドウ糖類似PET検査薬)を体内に投与し、約1時間安静にした後、特殊なカメラで撮影を行います。がん細胞の腫瘍や炎症部位はFDGを取り込むことで光って見えるのです。

─どんな特長がありますか。

①場所によってはMRIやCTなどで診断が困難だったがんの発見が可能②腫瘍の活動性の評価、広がり、進行度合いなどが確認できる③1回(約30分)の撮影で、ほぼ全身の状態を調べられる―などの特長があります。早期発見は治療法の選択肢を広げ、より有効な治療方針の決定につながります。また臓器別の検査はそれぞれ詳細な診断ができるようになりましたが、全身となると長い時間と身体的な負担がかかります。痛みがなく一度にほぼ全身のがんチェックができるPET検査は「どこかにがんができていないか」「再発や転移がないか」などの心配がある方に適した検査でもあります。

─誰でも受けられますか。

PET検査は全ての悪性腫瘍に対しての病期診断、転移診断、再発診断で、保険適用が認められています。がんを患った方は、受診した医院に相談してください。一方、健康診断でのPET検査は保険の対象外となり、10万円程度かかります。がんの発症率が上がる50~70代の方で、腫瘍マーカーの値が高い人などが利用されています。当院では月に一度、日曜診療も行っています。気になる方はお問い合わせください。

DATA

魚住クリニック

住所熊本市中央区出水7-36-25 
TEL096-370-7111
ホームページhttps://www.uozumi.or.jp/
診療時間月~金曜 9時~17時
休診日土・日曜、祝日 ※詳しい診療日はHPのカレンダーで確認を

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

魚住 秀昭 院長

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