上絵付けの手法で描かれた縁起物 今年も良い年になりますように!【くまもと手づくりCollection】
ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
目次
#077 干支(えと)のお皿/菊池市泗水町
今年の干支・辰(たつ)を、熊本では珍しい上絵付けの手法で描いたお皿。勇ましい姿ながら表情がどこか愛らしく、緑と紫に彩られたうろこもやわらかな印象を与えます。
普段使いできる器を手掛ける泗水直子窯の福吉直子さんの作品です。素焼きした器に辰を描き、釉薬(ゆうやく)をかけて本焼きした後、赤いひげとたてがみ、カラフルなうろこ、辰の文字を上絵付けして再び焼き上げました。3度の窯入れを終えた辰の絵柄は鮮やかに発色し、触れてみると、上絵付けしたところだけふっくらと盛り上がっています。
他に飯茶わんやフリーカップもあり、器の中をのぞくと福吉さんの代名詞でもある野ブドウや野菊、ナデシコなどの野の花が、優しいタッチで描かれています。
取材先
泗水直子窯(菊池市泗水町吉富2664‐5)
問い合わせ
泗水直子窯
TEL | 0968-38-4545 |
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県伝統工芸館
TEL | 096-324-5133 |
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インスタグラムでも作品を紹介しています。
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