【青木由香の台湾吃吃メモ03】冬はとにかく鍋料理屋が混む！おすすめ店も紹介

冬はとにかく鍋料理屋が混む！

「肌寒くなったら鍋」と台湾人のDNAには刻まれているのでしょうか。
　
冬は、とにかく鍋料理屋が混む！夏は営業しない店もあるくらいです。

中国語で鍋料理全般を「火鍋（ホォーグォー）」と言いますが、日本人は、麻辣（マーラー）鍋のような辛い鍋を「火鍋」だと思っている方が多いのでご注意を。

日本の水炊きも「火鍋」です。麻辣火鍋、薬膳鍋、羊肉爐（ヤンロウルゥー）、薑母鴨（ジャンムーヤー）とバリエーションが多いので短い冬の間にせっせと食べまくります。

酸っぱい白菜の漬物と豚バラの鍋「酸菜白肉（スァンツァイバイロウ）鍋」

故宮のお宝同様、蒋介石が中国全土の美食を台湾に持ち込んだので、南に位置する台湾でも本格的な中国東北部の鍋をいただけます。

中でも長い冬を乗り切るため発達した酸菜白肉（スァンツァイバイロウ）鍋が面白い。
　
発酵の進んだ酸っぱい白菜の漬物と豚バラをたっぷり入れたもの。グツグツに煮込まれた漬物が豚の脂を吸ってとてもおいしいのです。

台湾人の鍋時間はなぜか遅め。深夜まで営業している店も多いです。人気店の予約は必須ですが、オープンしてすぐなら意外と入れちゃうこともありますよ。

酸菜白肉鍋のおいしいお店

鍋の真ん中の筒に炭火を入れて加熱する「圍爐（ウェイルー）」と、豚バラをブロックのまま蒸して余分な油を落とした肉を出す「長白小館（チャンバイシャオグァン）」がおすすめです。

圍爐 （ウェイルー）

住所	台北市大安區仁愛路四段345巷4弄36號
Webサイト	http://www.weiluhotpot.com.tw/
営業時間	11時30分～14時、17時30分～21時30分