【青木由香の台湾吃吃メモ07】いろいろな品種に出合える マンゴー天国
「吃吃(チーチー)」とは、台湾の人がよく口にする「ほら、遠慮せず食べて!」的な言葉。食べることが大好きな青木由香さんがつづる、いつかの台湾旅に役立つかもしれない「食」にまつわる連載です。
青木由香さん
神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。
目次
主役が去った8月…。珍しいマンゴー続々登場
台湾は、30種ほどのマンゴーが作られているマンゴー天国です。
4 月から7月中旬、安くておいしいアップルマンゴーが町の果物屋さんにあふれ返ります。
「え ! もう終わってるの ? 」と思いますよね。そうなんです。日本が夏休みに入るとトップシーズンは終了。
ですが主役が去った8 月は、ちょっと違った品種のマンゴーが市場に出回り始めます。
中国四大美女・西施の肌に例えられた「西施(シートォー)マンゴー」
例えば、柔らかい果肉が中国四大美女の西施の肌に例えられ、その名が付けられた西施(シートォー)マンゴー。
今年初めて食べたのですが、すごく甘い!
繊維が少ないので果肉が種からきれいに離れます。
熟しても皮が緑の「烏香(ウーシャン)マンゴー」
そして、熟しても皮が緑の烏香(ウーシャン)マンゴー。
切ったら果肉は山吹色で、皮には独特の香りがあり、薄く皮をむけば、香りも一緒に楽しめます。
龍眼というフルーツの香りがすると書かれた烏香(左) 。フルーツにフルーツの香りで表現する台湾あるある。
遅れてきたアップルマンゴー?「慢文(マンウェン)」
他にも遅れてきたアップルマンゴーという名の慢文(マンウェン)など。
最近は産地に行かずともこんな感じ。食べてみたいですよねー。
日本に輸出されていない品種のマンゴー、もっといろいろありますよ。
9月はじめ、青木さんより、「マンゴーの旬は終わりました」との連絡あり。来年を楽しみに待ちましょう。
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