手づくりがおいしい! 秋のフルーツでシロップに挑戦!
梨やぶどう、いちじくなど、秋はフルーツがおいしい季節!
そのまま食べてもおいしいけれど、自家製シロップを作ってみるのもおすすめです。
ジュースや料理への活用法もご紹介します!
せっかち派からじっくり派まで 時間に合わせて選べる作り方
お買い得の旬のフルーツを 簡単に自家製シロップに
果物を砂糖に漬け込んで作る〝フルーツシロップ〟。コツをつかめば、簡単に自家製を楽しめます。秋は豊富な種類の果物が出回る時季。旬のお買い得品を見つけたら、ぜひシロップ作りに挑戦! 生の状態よりも、保存性を高められ、レシピのアレンジで自分流の味に仕上げられるのも魅力です。
基本的な作り方は、好みの果物と同量の砂糖を準備し、ガラス瓶に交互に詰めるだけ。浸透圧で果汁が出たら完成です。瓶は砂糖が溶け切るまでは冷暗所に置き、溶けたら冷蔵庫へ移動を。使う砂糖の種類や果物によっても異なりますが、完成までの期間は1〜7日ほど。「そんなに長く待てない!」という方には、コンポート風に煮て作る方法もあります。
これからの季節はりんごや柿などでもお試しを。炭酸や牛乳で割ってジュースとして飲むだけでなく、他の調味料と合わせてソースやたれを作ると料理のアクセントにもなりますよ。
教えてくれた人
せっかち派にオススメ 完成まで50分
コンポート風に煮れば時間短縮!
いちじくのシロップ
色もきれいな、日本酒をたっぷり使ったぜいたくなレシピです。
ぜひ熊本産のひやおろし(秋季限定の日本酒)で、香りよく仕上げてください。
いちじく✕炭酸
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Point!
いちじくに透明感が出てきたらOK。果肉はぜいたくなデザートに
カルパッチョにも
いちじくシロップと塩、エクストラバージンオリーブオイルをボウルで混ぜ合わせ、白身魚に回しかけるだけ。
黒ぶどうのシロップ
ぶどうは皮をむいて煮れば、果実もおいしく食べられます。
甘みと酸味の絶妙なバランスは、フルーツシロップならでは。
料理でも大活躍のシロップです。
黒ぶどう✕牛乳
詳しいレシピはこちら
Point!
レモンをユズやカボスに換えると違った風味が楽しめます
お肉のソースにも
フライパンで黒ぶどうシロップを大さじ4、酒、しょうゆを各大さじ2、バター10gを加熱すれば4人分のソースが完成!
のんびり派にオススメ 完成まで1〜2日
果肉と砂糖を交互に詰めて待つ
梨ジンジャーのシロップ
クローブやカルダモンなどのホールスパイスを一緒に漬け込んで、
大人向けのスパイシーな味わいにしても◎。
梨ジンジャー✕ビール
詳しいレシピはこちら
Point!
ショウガだけで作れば、寒い時季の定番、ジンジャーシロップに
炒め物のたれにも
梨ジンジャーシロップ、しょうゆ、酒を同量で合わせたたれは、秋ナスや鶏肉の油炒めにぴったり!
じっくり派にオススメ 完成まで5〜7日
氷砂糖で育てる王道のレシピ
みかんビネガーシロップ
氷砂糖でじっくり育てるシロップ作りの王道。
種類が豊富な熊本のかんきつを使ってオリジナルアレンジのシロップ作りを!
みかんビネガー✕お湯
詳しいレシピはこちら
Point!
氷砂糖は溶け切るまでに時間がかかるため、腐敗や発酵を招くことも。米酢をプラスすることで果汁を早く引き出すことができます
押さえておきたい シロップ作りの基本
保存性を高めるために殺菌は重要
自家製で作る際の大敵は雑菌。完成後の保存性を高めるためにも、密閉性の高いガラス瓶を用意して、食品用のアルコール除菌スプレーでしっかり除菌しましょう。包丁やまな板なども全て除菌します。ゴム手袋を着けると、より清潔に作業できるので安心です。
砂糖の量や種類で異なる 出来上がりの味の違い
同じ果物を使っても砂糖の種類を変えると味わいががらりと変わります。すっきりとクリアな味に仕上げたいときは氷砂糖やグラニュー糖、コクが欲しければきび砂糖や黒砂糖。まろやかな味が好みならてんさい糖がおすすめです。