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【青木由香の台湾吃吃メモ09】今からが狙い目!カラスミシーズン到来

「吃吃(チーチー)」とは、台湾の人がよく口にする「ほら、遠慮せず食べて!」的な言葉。食べることが大好きな青木由香さんがつづる、いつかの台湾旅に役立つかもしれない「食」にまつわる連載です。

青木由香

青木由香さん

神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。

カラスミ
この時期の台湾南部では、カラスミが道端で干されているのを見かけることも。

寒くなったらカラスミシーズンの到来です。

カラスは、ボラの卵巣を塩漬けした保存食。

この季節になると、台湾沿岸に脂がのったボラがやって来るので、新物が出回ります。

台湾産のカラスミは臭みがほぼなく、ねっとりとしてチーズのよう。食べ方は至って簡単。軽くあぶって切って、大根スライスに挟むだけ。

カラスミの食べ方
カラスミの食べ方

テフロン製のフライパンに大さじ1杯の酒とカラスミを入れ、アルコールを飛ばしながらカラスミを温める。

焼くというより、カラスミの油分が滲む程度に温めると、ねっとりした感じを楽しめる。

斜めに5mm厚くらいにスライスして大根に挟んで食べるのが台湾のメジャーな食べ方。

カラスミの食べ方2
短冊に切った大根で挟んで食べるのが台湾式

パリっとジューシーな大根とベストマッチな上に歯に付くのも防げます。ナシやリンゴに挟んでもおいしいです。


まだ食べたことがないなら、日本より安いとはいえ高級品なので、台湾料理店でお試ししてから購入を。

カラスミ屋さんによると、冬至の10日前後に捕ったボラで作るカラスミが特においしいそう。今からが狙い目です。

この冬のカラスミを狙うなら専門店に行くか、通り一帯にお正月食材が並ぶ「年貨大街 (ネェンホーダ ージ)」中の迪化街(デ ィーホワジエ)へ。カラスミ屋さんも何軒も並びます。

永久號の外観
年貨大街の時期を外しても、迪化街には100年越えの老舗のカラスミ専門店『永久號』があります

この冬のカラスミを狙うなら専門店に行くか、通り一帯にお正月食材が並ぶ「年貨大街 (ネェンホーダ ージ)」中の迪化街(デ ィーホワジエ)へ。

カラスミ屋さんも何軒も並びます。

今度の春節は1月29日。年貨大街はその約2 週間前から始まります。

にぎやかな台湾の年末ムードも楽しめますよ。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。

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