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【青木由香の台湾吃吃メモ13】心とろける豆花は食感も味わいも千差万別

台湾吃吃メモサムネ

「吃吃(チーチー)」とは、台湾の人がよく口にする「ほら、遠慮せず食べて!」的な言葉。食べることが大好きな青木由香さんがつづる、いつかの台湾旅に役立つかもしれない「食」にまつわる連載です。

青木由香

青木由香さん

神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。

目次

台湾旅の楽しみに“推し豆花”探しを!

今や日本でも人気の「豆花(ドウホァー)」は、優しい甘さでお年寄りにも、おじさんにも、老若男女に日常的に食べられている台湾の国民的レトロスイーツ

豆花
トッピングは店によるが2〜3種選べる。写真は手前左から時計回りに、タピオカ、ピーナッツ、芋圓。別料金オプションで4〜5種盛りにもできる。こちらの豆花はニガリを使っているので豆乳が濃厚。ピーナッツもトロトロに煮込んでいる
豆花
市場の中の豆花屋さん。豆を絞るところから一人で丁寧にやっているのでトッピングは昔の豆花屋さんのように、ピーナッツ1種のみ。時には行列もできる人気店

食用石膏とでんぷん系の粉を使って、水分を多めに取り込んだまま豆乳を固めているから、豆腐とは似て非なるぷるん&ぽにょんの食感がたまらない!

豆花を作っている様子
豆花の持ち帰りは、なんとビニール袋!一応、紙のカップが必要か問われるが、いらない場合は縁日の金魚のような状態で持ち帰る

豆乳の濃度も固め方も店によって違うので、台湾人におすすめを尋ねると、それぞれが “心の豆花”を推してきます。

豆花
シロップに豆花を浮かべてトッピングで煮豆などを入れる豆花もあれば、紅豆湯(小豆のおしるこ)や花生湯(ピーナッツしるこ)に豆花を浮かべるスタイルもある

中にはちょっと焦げた香りのする豆花も。
これは、薪(たきぎ)で炊いた豆乳が焦げちゃった昔の豆花を再現した「懐かしの味(?)」だとか。

そんな豆花は、優しい甘さで煮込んだ小豆や緑豆、ピーナッツにハトムギ、タピオカや芋圓(ユーユェン、イモ団子のこと)といったもちもち系などから自由にトッピングが選べるのもみんなが惚れる理由の一つ。

豆花のトッピング
豆花

ちなみに、夏はかき氷を入れるか、冬はあったかシロップにショウガ汁を足すかも選べて、一年中いけちゃいます。

かき氷を入れた豆花


健康的で飽きないから、台湾旅行で「一日一豆花」をする人も続出。
皆さんも“心の豆花”を見つけるのです!

台湾で豆花を食べるならここがオススメ

雹仔豆花 塩滷豆花 新生店

豆花

ニガリを使った豆花「塩滷豆花」が楽しめます。

住所台北市中正區臨沂街27巷9-4號
営業時間11:30~21:00
Instagram@baozaibeancurd

台湾吃吃メモサムネ

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この記事を書いた人

神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。

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