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宮沢賢治の生涯と父との絆 豪華キャストで贈る感動作【カルチャールーム】

(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
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銀河鉄道の父 公開中

童話『風の又三郎』や詩『雨ニモマケズ』などで知られる宮沢賢治。彼の生涯を父・政次郎の目からつづり、直木賞を受賞した門井慶喜の小説を、役所広司と菅田将暉の共演で映画化した作品です。

明治時代後半の岩手県。質屋を営む宮沢政次郎(役所)は、息子・賢治(菅田)に献身的な愛情を注ぎます。しかし、賢治は父の期待に反して家業を継がず、わが道を進みます。そんな時、妹・トシが病に倒れ、賢治は少年時代に妹と約束した童話を書き始めます。

賢治の“ダメ息子”要素を強調した描き方が斬新ですが、それがかえって賢治の繊細さや政次郎の愛情の深さを強く感じさせます。主演の2人に加え、トシ役の森七菜がしっかりした演技で印象的です。

きれいごとの偉人伝とはひと味違う、あふれる人間味が感動を呼ぶ「賢治物語」です。

(フリーライター 上妻祥浩)

[上映館]

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • ユナイテッド・シネマ熊本
  • イオンシネマ熊本
  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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