"お金のプロ"がズバリ!家計簿チェック
今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん
Q.
転勤族のため、住居は基本的に賃貸のままの予定です。しかし最近は、リモートワーク浸透の影響もあって、会社が転勤をかなり減らす方向に切り替えており、住宅購入も考えないではないところです。
この先、私自身の年収の大きな伸びは期待できず、ほぼ横ばいの予測です。子どもの教育や家族の思い出づくりにどこまで予算をかけても大丈夫なのか悩ましいです。
金融資産は、コロナ禍で株式投資の勉強を始め、株高の恩恵もあり急激に残高を増やすことができています。基本的には頻繁に売り買いをするのではなく、長期保有するスタンスです。
A.
月々21万円の積み立ては実にパワフルですね。
会社の福利厚生により、車関連の支出がリース料のみの負担で収まっているそうで、この恩恵も家計にとって非常に大きいと思います。
もともと早いペースでコツコツと貯蓄されていたことに加え、株式投資に取り組み始めたことがさらなる飛躍につながりましたね。一口に“投資”といっても対象や手法はさまざまある中、短期的な損益にとらわれず長期的な資産形成を目指しておられる姿勢に共感します。
住宅については、「場所に縛られる気がする」との理由から積極的に購入の意思があるわけではないそう。そういうことでしたら、有価証券の延長として投資目線で住宅を購入するという考え方はいかがでしょうか。自宅を「一生暮らす、ついのすみか」ではなく、「オーナーとして所有し自分に貸す」と捉えるのです。すると、他者に支払っていた家賃は自分に入ることになり、住宅ローン残高が減少するほどに純資産が増加します。状況が変われば、売却するなり賃貸に出すなりして次へ移ればいいのですから、場所に縛られることもありません。もちろん、あくまで一つの選択肢と考えてくださいね。
お子さんの教育費や家族の思い出づくりはプライスレスです。存分にかけていただきたいと思います。
さとう ななみ
「お金ともっと仲良く!」を合言葉に、家計・住宅資金・保険・資産運用・終活に関する個別相談業務やセミナーを展開中。YouTubeチャンネルでもお金の情報を分かりやすく発信。
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