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家の新築に少々お金をかけ過ぎた気が… 住宅ローン金利が上がると、家計が心配【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

家の新築に少々お金をかけ過ぎた気が… 住宅ローン金利が上がると、家計が心配

Q. 家の新築に少々お金をかけ過ぎた気が… 住宅ローン金利が上がると、家計が心配

2年前に3700万円を借りて家を新築しました。少々お金をかけ過ぎた気がしていて、教育資金や老後資金を確保できるか心配です。

住宅ローンは10年固定金利0.95%で、35年返済。固定金利期間終了後に金利が上昇していれば、生活苦になるのではないかと不安です。

子どもたちには、できれば公立高校に進学してほしいですが、本人の希望で私立となった場合や、その先の大学進学費は足りるでしょうか。復職後はボーナスが年60万円ほど増える程度で、月の手取りはさほど変わりません。

A. 金利上昇を見越した家計体質へ 老後資金はiDeCoの検討も

まず住宅ローンについて、将来の金利はその時になるまで誰にも分かりません。ですが、家計防衛の観点から、いつかは上がると構えておくに越したことはないでしょう。

仮に固定金利期間が終了する8年後に金利が2%に上がった場合、月々の返済額は11.7万円となります。2.5%になると12.4万円、3%だと13.1万円です。これらを参考に、例えば「家の支払いは12.5万円」などと決め、早いうちから専用口座に入金していってはいかがでしょう。そうすれば、金利が上がっても持ちこたえられる家計をつくることができます。また金利見直し時期までは、実際の返済額との差額がたまっていきますので、これを繰り上げ返済に充てることで、金利変動による支払い額への影響を和らげることも可能です。

着手の時期ですが、「今すぐに」と焦らなくても大丈夫。4年後には奨学金を完済できるそうですし、同じ頃、上のお子さんは小学生に、下のお子さんは保育料無償となる年齢ですね。そのあたりまでに対策が出来上がるイメージでもよいと思います。

もし私立高校への進学で教育費が増えても、年間の黒字分から捻出できそうですし、大学進学資金も、今のペースでしっかりつくっていけるはず。今後は、老後資金作りのためにiDeCoを検討してみるのも有益かと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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