たるみの根本的治療 「再生医療」で自己皮膚細胞を移植【メディカル百科】
目次
美容皮膚科編
肌のたるみやシワ、クマなど、加齢による肌の変化を感じる方は少なくありません。そんな方に、肌本来の力を再生する、おすすめの治療法があるそうです。専門医に詳しく話を聞きました。
─加齢による肌の変化は、どうして起こるのですか。
シワ、たるみは、肌細胞の減少や機能低下によるものです。50歳を超えると、肌細胞は20歳の頃の約半分にまで減少します。真皮層の構造が崩れてしまうのです。
─そんな肌の状態にピッタリの治療法があると聞きました。
「肌の再生医療(真皮線維芽細胞療法)」です。顔の肌より衰えるスピードが遅い耳の後ろから、米粒大の皮膚を採取します。そして肌細胞を抽出・培養し、老化の気になる部分に注射器を用いて移植します。細胞の定着率が高くなるよう初回は2回移植し、その後1年ごとの移植がお勧めです。若いうちに抽出された細胞は、初回移植に使う分以外は「細胞の銀行」に保存され、定期的な移植に使われます。
─なぜ肌が改善されるのですか。
自己の肌細胞を移植することでコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどで構成される真皮層の肌組織が根本から改善されるからです。
─治療の流れを教えてください。
診察の後、適応の場合は、皮膚の採取、肌細胞の培養を経て移植という流れです。自己の血液で培養するので、採血も行います。
─他の美容療法と併用できますか。
本治療の対象は、真皮層の再生です。表皮や角質の治療を行うと、さらに肌の状態は改善するでしょう。ただし、美容療法の種類や期間によっては、移植した細胞の定着に問題が生じることがあります。詳細は専門医にご相談ください。
店舗情報
住所 | 熊本市中央区手取本町11-1 テトリアくまもと銀染コアビル6階 |
TEL | 0120-741-666 |
店舗ホームページ | http://www.ys-skin.com/ |
営業時間 | 9時~18時(完全予約制) |
休業日 | 木曜、土・日曜、祝日は不定休 |