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「顎の骨の厚みが不足している人」に選択肢 骨造成でインプラント埋入を可能に【メディカル百科】

関歯科医院 院長 関 光輝氏

目次

歯科編

「顎の骨が痩せていてインプラントができない」と諦めている人はいませんか。今は人工代用骨を用いた骨の造成で、治療が可能になるそうです。

─インプラント治療を諦める人も多いそうですね。

インプラント治療(自由診療)を行うためには、人工歯根を顎の骨に埋め込む必要があります。その際、顎の骨に一定の厚みがないと埋入が難しいため、歯周病などが原因で顎の骨の厚みが足りない患者さんが、医師から治療を断られるケースもあるようです。そこで顎の骨に厚みを持たせて人工歯根の埋入を可能にする方法の一つに、人工代用骨を用いた骨造成術があります。

─どのような治療ですか。

上顎の奥歯の場合、その上に副鼻腔という大きな空洞があり、約1cmのインプラントを痩せた骨に埋め込むと、ここに達してしまうことがあります。そこで、副鼻腔の下部にある薄い膜を慎重に押し上げ、その隙間に人工代用骨を入れインプラントを埋め込む骨を造成します。人工代用骨が完全に自分の骨としてなじむには約6カ月かかります。その後歯科用CTで、骨の状態や神経の走行などを立体的に見ながら、インプラントを埋め込む角度などもシミュレーションし治療計画を立てます。

─とても緻密な技術を要する治療なのですね。

痩せた骨にインプラントを埋め込むには、技術と経験が必要なので、医院によっては断られる場合もあります。そのためにも、積極的にセカンドオピニオンを利用し、正しい診断と納得のいく説明を受けて、治療をスタートしてほしいです。また、歯科医院のホームページで治療の内容や実績もチェックし、医院選びの参考にしていただきたいと思います。

関歯科医院

住所熊本市西区二本木3-3-29
TEL096-353-0212
Webサイトhttp://www.seki-shika.com
診療時間月~金曜 9時~18時 土曜 9時~14時 ※昼休みはありません
休診日曜、祝日
診療科目歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科相談(インプラント、審美、予防)
予約・相談専用0120-648-070
駐車場あり(14台可)

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この記事を書いた人

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