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紫外線対策【家族の心配・不安に応えるQ&A】

紫外線対策【家族の心配・不安に応えるQ&A】

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Q.そろそろ紫外線が気になります。子どもへの影響や対策を教えてください。

日よけや服装選びに配慮を

紫外線は、骨の発達と維持に欠かせないビタミンDの産生に必要です。しかし、紫外線を浴び過ぎると、

  1. しわやしみなどの皮膚老化
  2. 将来の皮膚がん
  3. 白内障や翼状片(よくじょうへん)などの目の病気

―などを引き起こすことが分かっています。日焼けをし過ぎないように注意してあげることは、生涯健康で過ごすために大切です。

日陰は日なたに比べ約50%紫外線が減少します。庭などではテントやパラソルを利用しましょう。曇りでも晴天の約80%の紫外線があります。暑い時季ですが、七分袖や襟付きなど体を覆う部分が多い服の方が紫外線から肌を守ることができます。濃い色の服の方が紫外線を吸収しますが、熱中症を防ぐためには白か淡い色のもので、織り目や編み目がしっかりした木綿かポリエステル・木綿の混紡素材の生地が良いでしょう。帽子は、つばが7センチあれば約60%の紫外線をカットできるといわれています。

プールでは露出を避けるため「ラッシュガード」の着用も良いでしょう。

日焼け止めを正しく使おう

露出部対策としては、日焼け止めが有効です。日焼け止めの強さを示すSPFは15以上(PA++〜+++)であれば十分です。ただし、たっぷりと均一に塗らないと十分な効果は得られません。 塗りむらや、耳の後ろなどの塗り忘れがないように気をつけましょう。2〜3時間ごとに重ね塗りすると効果的です。

紫外線に短時間当たっただけで肌が真っ赤になり、黒くならない皮膚タイプの子どもの場合、対策は特に大切です。

しっかり対策をすれば、外遊びは子どもの心と体の発達に有効です。対策をした上で健康的な生活を送りましょう。

外遊びは子どもの心身の発達に有効。紫外線対策をしっかりして健康的な生活を

熊本大学病院新生児学寄附講座特任教授 松本 志郎さん
熊本大学病院新生児学寄附講座特任教授
松本 志郎さん

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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