ハーモニカは“ポケットに入るオーケストラ” 豊かな音色を多くの人に知ってほしい【すてきびと】

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複音ハーモニカ奏者 菊住 さよ子さん


1948年、熊本市生まれ。第一高校卒業後、商社に勤務。退社後、結婚、出産を経て、49歳の時に保険会社に就職。定年を機に、ハーモニカを始める。今年3月に日本ハーモニカ芸術協会が主催する公認指導員認定試験で師範に合格。熊本市で長女家族と5人暮らし。
ハーモニカ奏者として、熊本市東部公民館や尾ノ上地域コミュニティセンターで後進の指導をしています。
菊住さんがハーモニカを始めたのは定年がきっかけ。「ポケットから取り出して、パッと吹けたらかっこいいな」と、軽い気持ちで近所の公民館主催の自主講座に参加したといいます。
「複音ハーモニカはメロディーを演奏するだけでなく、舌の細やかな動きやその位置によって和音やリズムを同時に奏でられると知り、豊かな音色のとりこになりました」
「音色や技術をさらに極めたい」との思いが湧き上がり、佐賀市内の教室に月2回通うようになり、コンクールにも挑戦。コンクール前は、寝る時間も食べる時間も惜しいと思うほど練習に没頭するそうです。2019年には、日本ハーモニカ芸術協会が主催する「複音ハーモニカコンクール」シニアの部で優勝、今年3月には同協会主催の公認指導員認定試験にチャレンジし、熊本県で2人目となる師範に合格しました。「ハーモニカは“ポケットに入るオーケストラ”。いろんな人に魅力を知ってほしい」と話します。


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TEL:090-9604-0532