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沖新町のノリを未来に残すため活動 養殖の作業風景をSNSで発信【すてきびと】

株式会社「潤輝(じゅんき)」海苔(のり)師 梅田 和孝さん(左) 高見 洋輝さん(右)

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株式会社「潤輝(じゅんき)」海苔(のり)師
梅田 和孝さん(左)高見 洋輝さん(右)

梅田 和孝さん(左)
高見 洋輝さん(右)
(梅田さん)1988年、御船町生まれ。御船高校卒業後、幼少期から手伝いをしていた叔父・叔母のノリ養殖の跡継ぎに。2023年8月、妻のさやかさんと義理の弟の高見さんらと株式会社「潤輝」設立。(高見さん)1992年、砥用町(現美里町)生まれ。梅田さんの妹と結婚後、本業の傍らノリ養殖を手伝うように。梅田さんの海苔師への思いに感化され、24歳で本業を辞めノリ養殖一本に。

西区沖新町でノリを養殖している梅田さんと義理の弟の高見さん。沖新町のノリを未来に残すため、まずはノリ養殖について知ってもらおうとSNSで発信しています。

「有明海で採れるノリは品質が良く、評価も高い。それなのに、養殖者が減って採れる量が少なくなるのは悔しい」と語る2人。なり手が減っている理由は、自分の子どもが後を継がなければ、閉業してしまう生産者が多いから。「自分が継いだのは母方の叔父・叔母の家業。やる気があれば環境に関係なく、誰でも海苔師になれることを伝えたい」と梅田さん。「新たに入ったうちの社員も、一人前の海苔師になって一緒に沖新町を盛り上げてくれたら」と、社員教育にも意欲的です。

ノリ養殖の作業風景を動画に撮ってSNSで発信しているほか、子どもたちに仕事を身近に感じてもらおうと、小学校でノリすき体験もしています。SNSの投稿を見た人から応援メッセージが届くことも。「自分たちにとって日常の作業風景を面白いと思う人がいる。どう発信すれば、もっと興味を持ってもらえるか」と、試行錯誤の毎日です。

Time Schedule

(ノリの収穫時期の梅田さんのある日)

  • 1:00 起床、朝食、海苔の収穫へ
  • 6:00 収穫したノリの加工を高見さんに任せ、就寝
  • 9:00 起床、海の見回りや網の修理
  • 13:00 昼食
  • 14:00 海苔の収穫
  • 19:00 夕食、入浴
  • 21:00 就寝

Information

Instagram(@urukamaru)では、作業風景やノリに関する豆知識などを発信しています。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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