日常の食卓が華やかになる 吹きガラスの柔らかな風合い【くまもと手づくりCollection】
ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
#073 ガラスの皿/宇城市
吹きガラスの技法で、一枚一枚手作りされたガラスの皿。柔らかな曲線に吹きガラスの温かさを感じます。手掛けるのは、肥後瑠璃工房の坂本史朗さん。廃瓶を積極的に活用して制作していて、これらの皿も日本酒などの空き瓶を再利用しています。
オリーブグリーン色の縁取りがすてきな楕円(だえん)形の皿は、透明な部分に施されたひび割れ模様も印象的です。成形の途中でガラスを冷ます温度を調整して意図的に入れたもので、ガラスの強度に影響はないそう。少し厚みのある六角形のお皿は、放射状に広がるラインが爽やか。青色と水色の2色あり、食卓が華やぎます。
「毎日使ってもらえるとうれしい」と坂本さん。冷製パスタや前菜など何を盛りつけようかと想像が膨らむ作品です。
【取材先】
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県伝統工芸館
TEL | 096-324-5133 |
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