フリルのような縁がかわいい 淡い色合いの小代焼の小鉢【くまもと手づくりCollection】
ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
目次
#079 ゆらゆら鉢/荒尾市
柔らかな曲線を描く縁がかわいい小代焼の小鉢です。小代焼の一般的な力強いイメージと違って、水色や白色の淡い色合いが新鮮。もちろん、特徴的な掛け流しのデザインの方も小代焼らしく格好良くてすてきです。“ゆらゆら”のネーミングにも引きつけられます。
小代本谷ちひろ窯の前野由架利さんが作った器です。約400年続く小代焼の手法を守りながら、オリジナルのわら灰釉(ゆう)で優しい色合いに発色する器を多く手掛けています。小皿もある“ゆらゆら”は特に人気のシリーズです。
夫の智博さんや息子の廉さんと共に作陶し、工房横のギャラリーには3人のそれぞれ特徴ある器が並んでいます。小代焼の魅力を伝える皿や酒器、沖縄のやちむんの手法を取り入れた飯椀(わん)やフリーカップなど多彩です。
取材先
小代本谷ちひろ窯(荒尾市川登2141-74)
問い合わせ
小代本谷ちひろ窯
インスタグラムでも作品を紹介しています。
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