印象アップ・しっかり伝わる マスクしぐさ
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新年度がスタートし、仕事でもプライベートでも出会いが多くなる時季になりました。マスク着用が当たり前になり、相手の感情が分かりにくい、声が聞き取りにくい…と戸惑うことも多いのでは。そこで、マスク姿での印象アップと話をしっかり伝えるコツを教えてもらいました。
大切なのは思いやりの心「相手に分かりやすく」を心掛けて
ビジネスシーンでは、好印象を与えることはもちろん、自分の考えや説明を正確に伝えることが重要になります。コミュニケーションを取る上で心掛けたいのは、相手の立場を思いやること。特にマスクを着用していることで、相手に伝わりにくいかも…と感じたら、ジェスチャーや話し方を工夫しましょう。また、顔の半分が隠れてしまうので、表情は大きく作りましょう。「感謝」や「謝罪」を伝えるときは、表情だけでなく、はっきり「言葉」にすることが大切です。
人は第一印象に強く影響され、悪印象を覆すには相当な努力が必要になります。一方で、好感を与える所作は自分自身の工夫で容易に磨くことができます。自分の振る舞いを見直しながら練習し、初対面で好印象を与えられるようにしましょう。
マスクしぐさにも生かせる「メラビアンの法則」
アドバイスしてくれたのは
国際線客室乗務員、研修講師を経て、自治体や企業、医療機関などで研修やコンサルタント業務を実施。接遇マナー・コミュニケーションコンサルタント、国家資格1級キャリアコンサルティング技能士、公認心理師
1. 表情
上がった眉と目元で好印象に! ポイントはマスクに隠れた口元
顔の半分以上が隠れてしまうマスク姿。相手の表情が分かりにくく、とっつきにくいと思ったことはありませんか? もしかしたら、相手にも同じ思いをさせているかもしれません。そこで、マスク姿で笑った顔を鏡でチェック。口元が隠れてしまうと、思った以上に無表情です。頬と口角をグイッと上げてみると、眉や目もつられて上がり、ニッコリ笑顔に。目元がしっかり見えるよう、前髪はすっきり上げることも忘れずに!
2.話し方
声の大きさ、話すスピードを確認
声がこもり聞き取れないことも多いマスクでの会話。聞き間違いを防ぎ、自分の話を正確に伝えるためにも、会話の前に相手に声のボリューム、話すスピードなどを確認しましょう。口角を上げて話すと、明るく聞き取りやすい声色になりますよ。
相手の声が聞こえにくいときは…
「もう少し声を大きくしていただけませんか?」と依頼形で伝えましょう。大きな声で話すと、相手もつられて声が大きくなるので試してみてください
3.ジェスチャー
伝わっているか不安なときは言葉+ジェスチャーで解決!
相手に伝わっているか不安なときは、言葉を補うジェスチャーを添えるのも良い方法です。また、意思疎通には、大きくうなずいたり、長めのアイコンタクトを取ったりするのも効果的です。
アイコンタクトのコツ
視線を合わせ続けることが気恥ずかしいときは、眉間の下辺りを見ると無理なく視線を合わせられます