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2023年くまもと先取りNEWS

来たる2023年は、熊本地震で被災した大型施設や交通インフラが続々と復旧し、注目の新スポットがオープンを控えるなど、明るいニュースが盛りだくさん。
新年への期待を込め、話題を先取りして紹介します!

目次

期待が膨らむ! モノ・コト・ヒト

空港、鉄道、大学キャンパスなどがリニューアルし、街なかにはワクワク感が高まる新商業施設もお目見え。さらに、新年の活躍が期待されるニューフェース2人にも注目しました。

[2023年 3月23日]阿蘇くまもと空港 リニューアル!

建設が進む阿蘇くまもと空港新旅客ターミナルビル(12月2日撮影)
建設が進む阿蘇くまもと空港新旅客ターミナルビル(12月2日撮影)

阿蘇くまもと空港がいよいよ2023年3月にリニューアルオープン。熊本地震で大きな被害を受けた同空港では21年から新旅客ターミナルビルの建設が進められてきました。4階建ての新ビルでは、別々の建物だった国内線と国際線が一体化され、これまで以上に便利に!

[2023年 3月23日]買い物や食事を搭乗間際まで楽しめる 阿蘇くまもと空港 新旅客ターミナルビル

搭乗客向けに設けられた、充実した搭乗待合エリア(画像はイメージ)
搭乗客向けに設けられた、充実した搭乗待合エリア(画像はイメージ)

小国杉などの県産木材がふんだんに使われ、デザイン性の高い空間が広がる新旅客ターミナルビル。注目点は、搭乗間際まで楽しめる搭乗待合エリアです。国内・国際線一体型で、保安検査後のエリアには飲食や物販など20店舗以上が並んでいます。搭乗締め切り時間を気にせず、出発までゆっくり買い物や食事を楽しめるよう工夫されています。

また、搭乗手続き時間を短縮できる「ファストトラベル」を推進する最先端機器も導入され、ストレスのない旅立ちをサポート。今後は、新旅客ターミナルビルの隣接地に、地域に開かれた広場などが段階的に整備される予定です。

災害に耐えられる設備・機能面の工夫が随所に施されています(画像はイメージ)
災害に耐えられる設備・機能面の工夫が随所に施されています(画像はイメージ)

阿蘇くまもと空港テナント一覧(12月6日現在)

フードコート
  • あか牛食堂よかよか
  • 味千×桂花ラーメン
  • コッコファーム
  • 鮨 福伸
  • 馬肉料理 菅乃屋
飲食
  • お酒の美術館
  • 珈琲回廊
  • タリーズコーヒー阿蘇くまもと空港
  • 和食りんどう
飲食・食物販
  • ウィッチズ ビア フライト
アミューズメント
  • GiGO 阿蘇くまもと空港
食物販
  • 阿蘇の逸品
  • 阿蘇ミルクチーズケーキ工房 RICO
  • 五木屋本舗
  • おだ商店
  • 杉養蜂園
  • TSUGUTO
  • 馬肉専門店 菅乃屋
  • 平家屋
  • PREMIUM TENTE
  • 米白餅本舗
物販
  • あそ~ら
  • gogaku
  • これっと九州沖縄
  • 旬彩館
  • ブルースカイ
  • MIYABI クマモト マーケット
コンビニエンスストア
  • セブンイレブン阿蘇くまもと空港

新空港の魅力を感じていただき、旅行にお出かけください!

経営企画本部
宮島 栄喜さん・宮嶋 治美さん

[2023年 4月]阿蘇キャンパスに代わる新施設 東海大農学部「阿蘇くまもと臨空キャンパス」開設

新キャンパスは東海大宇宙情報センターの用地を転用して整備。農学部生と大学院農学研究科生の新しい学びやです(11月16日撮影)
新キャンパスは東海大宇宙情報センターの用地を転用して整備。農学部生と大学院農学研究科生の新しい学びやです(11月16日撮影)

東海大は熊本地震で被災した農学部の阿蘇キャンパス(南阿蘇村)に代わる新施設「阿蘇くまもと臨空キャンパス」を益城町に建設中。2023年4月から運用を始めます。畜舎や実習施設など31棟が整備され、講義と実習、研究を同じ敷地内で行えるのが特長です。

空港周辺地域では、健康や農業などライフサイエンス分野の新産業創出を目指す、県の「UXプロジェクト」が進められており、同大も連携して取り組んでいくそうです。

牧場エリアから農場、実習里山林まで備え、敷地の広さは約11ヘクタールもあります! (画像はイメージ)
牧場エリアから農場、実習里山林まで備え、敷地の広さは約11ヘクタールもあります! (画像はイメージ)

新キャンパスは設備が充実しより多様な実習が可能になります

岡本 智伸さん
東海大学 農学部長
岡本 智伸さん

[2023年 夏]熊本地震から7年 南阿蘇鉄道が全線復旧へ

左が全線復旧に合わせて導入される新車両。南阿蘇の緑や青空に映えるホワイトカラーがすてきです(12月6日撮影)
左が全線復旧に合わせて導入される新車両。南阿蘇の緑や青空に映えるホワイトカラーがすてきです(12月6日撮影)

南阿蘇鉄道は、立野(南阿蘇村)―高森(高森町)17.7kmを結ぶ第三セクター。地域住民の移動手段としてはもちろん、車窓から阿蘇の雄大な景色をのんびり眺められる観光列車としても親しまれてきました。

しかし、2016年熊本地震で線路のほか、橋梁(きょうりょう)・トンネルなどの構造物にも大きな被害が全線で多数発生し、同年7月からは被害が軽かった高森―中松間(7.11km)の部分運転となっていました。残りの区間の復旧工事が間もなく完了し、23年夏、7年ぶりに全線復旧します。

併せて高森駅舎の建て替えや駅広場などの再整備も進行中。新車両も導入され、ますます魅力を増した鉄道となって観光客を迎えてくれそうです。

運休区間では連日、線路点検車を走らせて線路のメンテナンスや踏切の安全確認などが行われています(11月25日撮影)
運休区間では連日、線路点検車を走らせて線路のメンテナンスや踏切の安全確認などが行われています(11月25日撮影)
右は現在の高森駅。左は建設が進む新しい高森駅。立野駅も建て替えが進んでいます(12月6日撮影)
右は現在の高森駅。左は建設が進む新しい高森駅。立野駅も建て替えが進んでいます(12月6日撮影)
各駅の駅名板も新しくなっています
各駅の駅名板も新しくなっています

全線復旧する日は弊社ホームページで改めてご案内します

津留 恒誉専務(中央)とスタッフ

南阿蘇鉄道株式会社

住所阿蘇郡高森町高森1537‐2
TEL0967-62-1219
備考https://www.mt-torokko.com/

Google MAPで地図を見る

[2023年 12月]阿蘇神社楼門が復旧 荘厳な姿 再び

工事が進められている楼門上層の屋根
工事が進められている楼門上層の屋根

阿蘇神社は2016年の熊本地震で国重要文化財の6棟(一の神殿、二の神殿、三の神殿、楼門、神幸(みゆき)門、還御(かんぎょ)門)が損壊し、このうち5棟は既に復旧しています。最後に残った楼門も、23年12月にいよいよ復旧工事が終わる予定。現在は素屋根(覆屋)に囲まれており全体を見ることはできませんが、1年後には再び荘厳な姿を現してくれそうです。

[2023年 春]熊本パルコ跡地に新業態「HAB@」誕生!

「HAB@」の外観イメージ
「HAB@」の外観イメージ

2020年に惜しまれつつ閉店した熊本市下通の熊本パルコ。その跡地に建設が進んでいる新ビルの地下1階〜地上2階に23年春、パルコの新業態の商業施設「HAB@(ハブアット)」が開業します。県内初進出の飲食店や雑貨店など20店舗が入るそう。3〜11階には星野リゾート(長野県軽井沢町)のホテルが4月25日に開業を予定しています。

2023年 この人に注目!

県立大津高校サッカー部キャプテン 小林 俊瑛さん

小林 俊瑛さん
W杯では、大津高校出身の谷口彰悟選手が日本代表として活躍。「後輩として、国民として誇りに思います。日本代表の戦い方は、今の大津高校のサッカースタイルに似ていて、背中を押してもらった気がしました」

高校サッカー日本一目指す! 夢は日本代表で世界一に!!

2022年の全国高校サッカー選手権大会で2年生ながらチームの主力の一人となり、準優勝に大きく貢献。新チームではキャプテンとなり、この冬再び全国大会へ臨みます。「決勝まで戦った経験が強みになっていると思います。自分たちらしくプレーして、今度こそ優勝したい」と小林さん。これまでU-16・17・19のカテゴリーで日本代表候補、日本高校選抜に選ばれてきました。

高校卒業後は新たなステージで大好きなサッカーを続けるそう。「23年の目標は、新しい環境に早く慣れて結果を出すこと。そして各カテゴリーで日本代表に入り続け、いずれはフル代表で得点を決めて、世界一になりたい」と目を輝かせます。

こばやし・しゅんえい/2004年神奈川県生まれ。県立大津高校3年でサッカー部キャプテン。191cmの長身を生かした空中戦とポストプレーが強み。ボジションはFW、背番号9

全国高校サッカー選手権大会に向け練習に励む小林さん。大津高校の初戦は12月31日、対戦相手は浜松開誠館高校(静岡)。熊本からエールを送りましょう!
全国高校サッカー選手権大会に向け練習に励む小林さん。大津高校の初戦は12月31日、対戦相手は浜松開誠館高校(静岡)。熊本からエールを送りましょう!

女優 中島 瑠菜さん

中島 瑠菜さん
和菓子店「福おはぎ」(南区良町)の芋パイが大好物だそう。「東京に帰る前に必ず立ち寄り、5個くらい買っています」

初オーディションで1万人の頂点に 映画、ドラマ、CMに活躍中

小学生の頃、音楽部で演じたオペレッタで女優に憧れ、中学3年の時に初めて受けたオーディションで約1万人の中からグランプリに。ドラマやCMデビューを果たした2022年、映画「なのに、千輝(ちぎら)くんが甘すぎる。」(23年3月公開)の撮影が一番の思い出に。「初めての経験で緊張しましたが、スタッフやキャストの皆さんが優しく接してくださり、撮影に行くのが毎日楽しみでした」と中島さん。

漫画が大好きで、将来は漫画原作の映像作品のヒロインを演じることが夢だそう。目標の女優は北川景子さんや橋本環奈さん。一日でも早く夢に近づき、さまざまな作品に出演できるよう、日々、演技レッスンに励んでいます。

なかしま・るな/2006年熊本市生まれ。21年「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST」グランプリ受賞。23年3月3日公開の映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」で映画デビュー。ドラマやCMなどで活躍中

髙橋恭平(なにわ男子)主演、中島さんも出演する映画は3月3日(金)公開。(C)「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社
髙橋恭平(なにわ男子)主演、中島さんも出演する映画は3月3日(金)公開。(C)「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

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