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将来の教育資金や老後資金が心配 保険の見直しと貯蓄方法を教えて【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q. 将来の教育資金や老後資金が心配 保険の見直しと貯蓄方法を教えて

この春から子どもの習い事が増え、教育費が月5万円ほど増加しました。子どもが成長するにつれて、将来の教育資金や老後の資金が心配になってきました。

職場のお付き合い上、生命保険に加入しなければならず、内容が分からないまま高額な支払いを続けています。夫婦どちらかに万一の際は住宅ローンが半分残りますが、そうした分もカバーできているか不明です。

財形の分を、一部iDeCoに回すことも検討しています。保険の見直し方と貯蓄方法を教えてください。

A. 保険は内容の把握から始めて iDeCoの開始は大賛成

一見、赤字のような収支表ですが、年単位の支出のほとんどを月々の支払い準備積立から賄うことができており、ボーナスの大半と財形分を合わせて年約180万円の貯蓄ができている黒字家計です。

他の支出状況が堅実な中、生命保険料は住宅ローンの返済額を上回る金額に。何より問題なのは「内容が分からない」とおっしゃる点です。見直し必須ですね。

まずは、どのような保障がいつまで続くのか、特約ごとに、いつまでいくら支払うのかを把握することから始めましょう。ご事情を踏まえた整理方法としては、真に必要な保障と、人間関係による契約を明確に色分けし、後者は頃合いを見て払済保険に変更されてはいかがでしょう。また、余分な特約は外すなど、可能な限り損失を抑える対策が重要です。

ところで、住宅ローンについて「夫婦どちらかに万一の際は債務が半分残る」とご認識のようですが、契約は夫名義で、妻が連帯保証人という形だそう。この場合、夫に万一の場合は債務がゼロになる一方、妻に万一の場合、債務は全額残ります(夫婦連生団信除く)。この点も踏まえ、必要な保障が確保できているか改めて確認してください。

iDeCoの開始は大賛成です。安全資金も十分に確保されており、リスク許容度も比較的高い家計かと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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