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貯蓄より投資に注力しているが迷いも… 今後、不自由なく生活するためアドバイスを【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

貯蓄より投資に注力しているが迷いも… 今後、不自由なく生活するためアドバイスを

Q. 貯蓄より投資に注力しているが迷いも… 今後、不自由なく生活するためアドバイスを

将来的に、子どもを3人産み育てたいと考えています。いずれは地元(県外)に戻るつもりで、転勤もあるため、マイホーム購入の予定はありません。今は夫婦2人だけの生活なので比較的自由にお金を使うことができています。

金融資産については、貯蓄より投資に力を入れています。月々18万円を投資に回していますが、投資は少し抑えて預金の比率を増やした方がいいのか迷います。

今後、不自由なく老後まで生活していくために、改善すべきことがあれば教えてください。

A. 当面はこのまま継続してよいのでは もしもの時は確定拠出年金の調整を

お二人でがっちり稼いでおられるご夫婦です。一見、高額に見える小遣いは、被服費や交際費なども含めた金額とのことで、ここはいわば社会人としての活動費ですね。

社宅住まいの強みもあり、現状、夫の手取り額相当で生活し、妻の手取り額相当は丸々資産形成に充てることができています。つみたてNISAと確定拠出年金は、ご夫婦とも上限額までの投資枠を活用、さらに別枠で投資信託を購入されていますね。これらは全て元本保証のない価格変動商品ですが、平均買い付け単価を抑える効果の高い“ドルコスト平均法”を活用した積立投資であり、金額も全体を見ると年間黒字額の半分ほどです。当面はこのまま継続でよいのではないでしょうか。

この先、出産・育児に伴う休業や時短勤務などで収入減となる時期が訪れるかと思います。もしもその間、積立額を抑える必要が生じた場合は、確定拠出年金への拠出額から調整を検討してみてください。ここについては、会社も同額を積み立ててくれていることを考えると、60歳まで今の職場に勤め続けた場合、企業拠出金の元金だけでも5000万円を超えることになるからです。確定拠出年金の節税効果は大きいですが、それよりもまずは、教育資金など、50歳代までに必要になる資金を十分に確保することが大切だと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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