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将来を考え複数の保険に加入 現在の貯蓄方法でよいのか不安…【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.将来を考え複数の保険に加入 現在の貯蓄方法でよいのか不安…

子どもが3人おり、将来の教育資金など、現在の貯蓄方法でよいのか不安です。第1子分については学資保険に加入しましたが、第2子・第3子の時は利率が落ちていたため、代わりに勧められたドル建て終身保険に入りました。これらの契約について、円安の影響で保険料が上がっており、円高を待って払い続けるべきか、払済保険に変更すべきか迷っています。

また、住宅ローンを組んだ際、「妻の保障も必要」と勧められて入ったドル建て終身保険もあり、こちらも対応に悩んでいます。

A.十分な貯蓄で、安定感抜群の家計 保険は目的、払込期間などで判断を

支出のほとんどを夫の収入分で賄い、妻の収入と児童手当分は、ほぼ全額を蓄えられています。さらに、年間支出のおよそ4分の1を占める生命保険料も、大半は貯蓄を目的とする内容。合わせて可処分所得約920万円の半分が資産形成に充てられている安定感抜群の家計です。

課題のドル建て終身保険は、3契約とも1ドル110円前後の時期に加入したそう。現在、3割強ほど円安が進み、保険料も同率で増加しています。対応については、個別契約ごとの加入目的、保険料の払い込み期間とそれに対する経過期間、低解約返戻期間中であるか否か、現時点での損益などで判断が分かれます。お子さんの保険については、円安が奏功し解約返戻金額が払込保険料を上回っているそう。これを前提に、今後もさらに円安が進むと考えるなら払済保険へ、円高に振れると思うなら解約し利益確定する選択肢もあるでしょう。ちなみに為替がどちらに動くかは予想不能とご理解ください。

妻の分は、万一の住宅ローン対策として終身保険は適していません。現在、約1千万円の保障で月約2万4000円の保険料とのこと。これでは残高3200万円の住宅ローンは完済できません。収入保障保険へ切り替え、ローン残高全額をカバーしましょう。保険料は月3000円程度の負担で済むと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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