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5歳の娘がいるシングルファーザー 預金を投資に回しても大丈夫?【家計簿チェック】

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.5歳の娘がいるシングルファーザー 預金を投資に回しても大丈夫?

父子家庭で娘と2人暮らしです。私の母を扶養に入れているため児童扶養手当を受給していますが、これは将来のために貯蓄しています。

これまで銀行預金を利用し貯蓄してきましたが、運用利回りを考えて保険と投資にシフトしました。具体的には、一時払い終身保険、毎月払いの介護保険付き変額保険、外貨建て年金、iDeCo、つみたてNISAなどです。

今後、私と子どもの普通預金530万円も投資に回そうかと考えていますが、子育て中の家計として大丈夫でしょうか。

A.投資はバランスを考え行うべき 生活費の1年分は手元に残して

家計簿を拝見すると、基本生活費をしっかりと抑えておられることが分かります。そのおかげで、貯蓄ができています。

資産の運用方法ですが、預貯金のみで運用したとしてもお子さんの大学卒業ぐらいまでは貯蓄は尽きないでしょう。しかし、もう少し貯蓄に余裕を持たせたいということと、今後の生活費の上昇への備え、またシングルファザーさんの老後の生活費を考えるのであれば、投資に比重を置くことに賛成です。

ただし、いくつか気になる点を指摘させてください。まず、小さなお子さんがいらっしゃるので、死亡保険を用意されるのはよいと思います。これについて、外貨建て一時払い終身保険で3000万円の死亡保障を確保され、かつ将来の老後資金に備えるのは問題ありません。しかし、他に外貨建ての年金もお持ちで、どちらも為替変動リスクがあります。これ以上の外貨建て金融商品への投資は資産のバランスを考えて行うべきでしょう。

また、変額保険もお持ちですが、こちらは投資目的での加入とお聞きしました。そうであれば、運用効率から考えると投資信託などでの運用の方がよいでしょう。運用リスクを考え、預貯金全額を投資するのではなく、生活費の1年分ぐらいを手元に残しておかれることをお勧めします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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