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年金収入のみで今後が不安…節約できる点があれば助言を【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

愛犬リッツさんの家計簿

Q.年金収入のみで今後が不安…節約できる点があれば助言を

収入は年金のみです。今は何とかやりくりできていますが、余裕があるわけではないので、夫婦でスマホを共有したり、保険を最小限に見直したりして経費を抑えています。

再就職の可能性もないため、この先、医療費などが増えた場合を考えると心配です。節約できる点があればアドバイスをお願いします。

貯蓄は3000万円。内訳は、夫婦の予備として1000万円、残りは2人の子どもに1000万円ずつ渡したいと考えています。子どもは2人とも未婚ですが、仕事の関係で離れて生活しています。

A.医療費は今の黒字額で賄えるはず不安や不自由のない生活を送って

年金収入の範囲内で支出を賄える工夫を凝らしておられるのですね。この先の医療費の増加についてご心配のご様子。まずは公的医療保険について押さえておきましょう。

健康保険を使って医療を受けるとき、通常の医療費負担割合で負担した医療費が月の上限額を超えた場合は、その超えた分を「高額療養費」として健康保険が負担してくれることになっています。この制度には、療養が長期にわたれば、さらに負担を軽減する「多数該当」や、世帯の医療費合計額が一定額を超えた際の上限を定めた「合算高額療養費」の仕組みも設けられています。また、公的介護保険の負担も加わった場合には、「高額医療・高額介護合算療養費制度」の上限額までに負担を抑えられます。いただいた情報の範囲で考えると、上限額まで負担しても、現在の黒字額の範囲で賄えるのではないでしょうか。

ただし、医療費や介護費は直接的なものだけではありませんね。副次的な支出を考えると貯蓄の取り崩しもあろうかと思います。金融資産について予算をイメージされていますが、まずはご夫婦が不安や不自由なく生活されることを優先し、お子さん方へは「残ったら」でいいのではないでしょうか。何より、ご夫婦がより長く健康を維持するために投資していただけたらと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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