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教育費や老後資金の準備は可能? 家計改善のポイントを教えて

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.

結婚を機に勤め先を退職し、転勤族の夫についてきました。その後パートで働いていましたが、出産のために再び退職、現在夫の収入のみで生活しています。結婚に合わせて何かと物入りで、貯蓄があまりできていません。

また実家が遠く、育児で頼ることができません。そのため食事も配達に頼ることが多く、食費もかかってしまいます。さらに、それぞれの実家に帰省する際に車が必要なため購入し、今後返済していく予定です。こんな状況で子どもの教育費や老後資金の準備ができるのか心配です。家計改善のポイントについてアドバイスをお願いします。

A.

現状で今後の家計を予測してみます。お子さまをもう1人ご希望とのことでしたので、5年後に第2子が誕生し、2人とも県外の私立大学理系に進学という仮定でシミュレーションしてみました。車は10年後に買い替えるとします。そうすると、こしあんさんが49歳の時点で、貯蓄が赤字化してしまいます。

そこで、3つの改善案を考えました。(1)案は、食費を月1万円、年間の交際費、教養娯楽費を5万円ずつ削減します。さらに、ご主人の個人年金保険(月1万円支払い)を解約、最後に車の買い替えを13年おきにします。そうすると、83歳まで貯蓄が尽きません。

(2)案は、こしあんさんに働いていただく方法です。31歳から60歳まで月5万円の給料で働くと、82歳まで貯蓄が尽きません。

(3)案は、(2)案に加え車の買い替えを13年にして、現在加入されていないご主人の死亡保障の代わりに収入保障保険(29歳時点で約2700万円)を55歳まで月額保険料2000円程度で加入します。この案だと89歳まで貯蓄が尽きず、第2子が20歳ぐらいまで600万円程度の死亡保障も確保できると思います。

ご主人が転勤族ということで、こしあんさんがお仕事をされるのは大変かもしれませんが、少しでも収入があれば、家計改善の幅が広がると思います。

次回の予定は

子どもがいないうちに転職すべき?
マイホームについてもアドバイスを

お楽しみに!

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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