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定期預金を運用に回すべきか否か ネット証券も気になっているけど…【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

定期預金を運用に回すべきか否か ネット証券も気になっているけど…

Q. 定期預金を運用に回すべきか否か ネット証券も気になっているけど…

銀行の勧めで昨年、NISAを始めました。夫は一般NISA、私はつみたてNISAでそれぞれ満額、他に子ども名義でジュニアNISAも月2万円ずつ2人分です。取りあえず勧められたファンドに投資しており、運用成績は現在のところマイナスです。

相談は、定期預金に置いてある1500万円の運用について。保険の担当者からは変額保険を勧められていますが、こちらもよく分かりません。

また金融機関について、ネット証券を勧める記事を目にして気になっています。銀行窓口と何が違うのでしょうか。

A. 今は預金に置いておくべき 投資は自分に合った方法で

資産運用を考える際、最も重要なのは資金の使途です。いつごろ、いくら必要かに応じて、目標リターンや許容できるリスクを判断、適切な手段を選択します。現在NISAで運用中の資金は、主に教育資金や老後資金が目的とのこと。これについては短期的なマイナスを気にする必要はありません。コツコツと積立投資を継続されてください。

さて、ご相談の定期預金の使途をお尋ねしたところ「マイホーム」とのこと。土地が見つかり次第、取得に着手したいそうで、そうなると全額を住宅に費やすかどうかは別として、今は預金に置いておくべきです。まずは住宅取得計画を先に進め、余剰が出た場合に改めて考えましょう。

変額保険とは、特別勘定の運用成績によって死亡保険金や解約返戻金が変動する生命保険です。運用成績次第では資金が増える可能性もあり、実質的に「投資信託のようなもの」ともいえます。ただし、保障コストがかかる分、差し引き手取り額は、同様の運用が期待できる投資信託と比較して顕著に落ちることを知っておいてください。

最後に、ネット証券は一般的に取扱商品数が多い点、より小口から投資できる点がメリットといえます。半面、銀行窓口のようなサポートはなく、全ての手続きを自力で行う必要があります。ご自身に合った方法を選択しましょう。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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