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熊本出身でいずれは実家に戻る予定 早期退職すべきか、定年まで働くべきか…【家計簿チェック】

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

熊本出身でいずれは実家に戻る予定 早期退職すべきか、定年まで働くべきか

Q. 熊本出身でいずれは実家に戻る予定 早期退職すべきか、定年まで働くべきか…

熊本出身で関東に住んでおり、定年後に実家に戻る予定です。実家には母(81歳)が住んでいますが、認知症の症状が見られるため、生活の一部は介助が必要と考えています。現在、2カ月に1回帰省し、実家の整理やリフォームの手配などを行っています。

もし、定年前に実家に戻るとすれば、収入も減り、貯蓄ができなくなると思います。一方で、老後のための保険料の支払いは65歳まで続きます。そこで、離職して実家に戻っても大丈夫なのか。65歳まで働いてから戻った方がよいかアドバイスをお願いします。

A. 61歳で退職し実家に戻っては貯蓄も可能になるはず

まずパターン(1)として、57歳で退職し実家に戻ると仮定してキャッシュフローを検討してみます。この場合、57歳以降、生活費を月5万円、帰省費用を年間50万円削減できるとします。また収入は120万円に落とし、57歳時点で退職金1800万円を受け取るとします。そうすると、貯蓄が62歳~65歳の間マイナスになってしまいますが、65歳以降は公的年金や私的年金で十分カバーできるでしょう。

次にパターン(2)として、65歳まで働いてから実家に戻ると仮定します。その際、61歳~65歳は年収を50%に落とし、60歳時点で2000万円の退職金をもらえるとします。この場合、貯蓄が尽きることはなく、65歳時点で1800万円程度の貯蓄を作ることができるでしょう。

これらの仮定から、もしパターン(1)を採用するのであれば、家計を見直すか、公的年金を繰り上げ受給するなどの対処が必要だと思います。家計を見直すのなら、生命保険の終身保険の解約を検討してみてはいかがでしょうか。

ただパターン(2)の場合、今後10年以上実家に戻らないことになってしまいます。

そこで、パターン(3)として61歳で退職して実家に戻る場合を提案します。この場合、貯蓄は尽きず65歳時点で2000万円程度の貯蓄が可能と思います。検討してみてください。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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