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70歳をめどに廃業を検討 今後どう生活していけばよい?【家計簿チェック】

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Q.70歳をめどに廃業を検討 今後どう生活していけばよい?

昨年妻を亡くし、子どもも独立したため、今は一人暮らしです。近年、仕事が少なくなり、年齢的にも廃業を検討しています。現時点では、70歳をめどに廃業し、必要であればアルバイト程度で75歳まで働くことを考えています。

蓄えは少々ありますが、年金が少ないため、今後の家計に不安があります、どのように生活していくべきかアドバイスをお願いします。

金融機関の勧めもあり、毎月6万円をNISAで積み立てています。運用資産のほとんどは貯蓄性のある保険で、外貨建てのものも含みます。

A.資産運用や節約に取り組んで リバースモーゲージの選択肢も

まずは、70歳で廃業し、その後働かないとして考えてみます。その際、今後の支出として介護費用など500万円を算入します。この場合、Sさんが81歳になる頃に貯蓄が尽きてしまうと思われます。

そこで、普通預金1500万円の一部を運用に回してみます。例えば、NISAの積み立てを6万円から10・5万円に増額して10年間運用します。もしこの運用率を10%で行えれば87歳まで貯蓄が尽きないと思われます。

しかし、この運用は、相当のリスクを負う必要があります。すでにお持ちの運用資産もリスクがあると思います。また、新しく始められたNISAの商品は、日本や海外株式の動きへの連動を目指すインデックス型の投資信託ということですが、こちらもリスクが高い商品です。Sさんの場合、年齢的にも、そこまでのリスクを負うべきではないでしょう。

そこで、運用率5%程度の、リスクを少し抑えた商品を検討してはいかがでしょうか。それと同時に節約を提案します。交際費と教養娯楽費の合計8万円を3万円に抑えるのは難しいでしょうか。

その上で、75歳まで月5万円のアルバイトで働けば、88歳まで貯蓄を維持することができると思います。その他の方法として、ご自宅を担保に融資を受けるリバースモーゲージも考えられます。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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