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共働きで、計画的に貯蓄を実行中 “夢のマイホーム”は実現可能?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

トマトさんの家族/熊本市在住

Q.共働きで、計画的に貯蓄を実行中 “夢のマイホーム”は実現可能?

第一子出産のため来月から産休に入ります。今後は、2~3人の子育てとマイホーム取得を希望しています。

夫婦共に公務員のため収入は安定していると思います。お互い家計に出すお金と貯蓄に回す金額を決めて実行。残りは各自で自由に使えますが、私は大半を貯蓄に回しています。夫の預金は、昨年、車の購入と奨学金返済に充てたため残高が大きく減りました。

子どもが2歳になる頃には貯蓄は1000万円を超えていると思います。マイホームも夢ではないと考えていますが可能でしょうか。

A.住宅取得は前倒しで取り組んで 資産形成は投資の増額も検討を

共働きながら、支出額を1人分の収入額以下に抑え、年間470万円を貯蓄と投資に回しておられます。大幅黒字の秘訣は、明確な目的意識の下、ご夫婦で金銭管理のルールを共有し、実践されていることに尽きるでしょう。「外食や旅行も楽しんでおり、我慢している感覚はありません」との言葉も印象的でした。

来月から産休に入られるそうで、この先しばらくはルールの調整が必要かもしれません。産休・育休による収入減と、出産・育児のための体力的負担を考慮して、トマトさんの金銭的負担を緩める方向で考えたいところです。

マイホームについて、予算4000万~4500万円ほどでお考えとのこと。夢じゃないどころか、すぐにでも取りかかっていだだける状況ですね。住宅価格はここ数年、顕著に値上がりしており、この先も値下がりは見込めないでしょう。金利上昇も気になる環境です。また、住宅ローンは若いうちに取り組むほど、ゆとりある返済計画が組みやすくなります。体調と相談しながら、前倒しで計画を開始されてはいかがでしょうか。

最後に、資産形成の手段について。全体の9割超は預金をご利用ですね。金融資産残高や資金の活用時期などを考えると、月々の積み立て分を中心に、投資に回す割合を少々上げることも検討されていいかと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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