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病気を機に55歳で早期退職を検討 資産がどの程度あれば実現可能?【家計簿チェック】

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Q.病気を機に55歳で早期退職を検討 資産がどの程度あれば実現可能?

angpongtangさんの家族/熊本市在住

2年ほど前に病気になり、現在も通院中です。発病をきっかけになるべく早く資産形成を行い、早期退職をしたいと考えるようになりました。目標としては55歳で夫婦共に退職し、残りの人生を趣味の旅行などを楽しみながら過ごしたいです。そのためにはどの程度の資産があればよいですか。

家は持ち家で、発病前に住宅ローンを組んでいたため、団体信用生命保険には入っています。第1子が中学生になるまでの7年間は毎年240万円をNISA口座で運用するつもりです。

A.運用率を上げれば生活に余裕も リスク緩和へ、投資先の分散を

まずは、夫婦共に65歳まで働いたとしてシミュレーションします。その場合、65歳の時点で1億2000万円ほどの資産を形成できると予想します。ちなみに、NISAの運用率は3%にしています。また、年金額は夫婦合計で400万円ぐらいになり、老後資金の心配はいらないでしょう。

同じ条件の下、55歳で退職した場合、その時点で9000万円ほどの資産を形成できますが、65歳時点で3300万円まで資産を取り崩すことになると予想します。一方で、65歳からの年金額は夫婦合計で330万円ぐらいになります。生活はできると思いますが、趣味などに回せる余裕はないかもしれません。

そこで、運用率を6%に上げてみます。そうすると、55歳時点で1億3000万円、65歳時点で7400万円の資産となり、その後の年金と合わせて、余裕のある生活ができるのではないでしょうか。

ただ、55歳まで6%で運用するには、かなりのリスクを負うことになると思います。よって、投資先の国や商品の分散をお勧めします。リスクの高い資産ほど毎月一定額ずつ買うなど、時間の分散も有効です。

55歳で目標額に達しなかった場合は、働き方を変えて退職年齢を延ばすなど、その都度ライフプランを見直していくとよいと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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