教育資金を終身保険で積み立て中 1200万円くらいあれば足りる?【家計簿チェック】

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック


Q.教育資金を終身保険で積み立て中 1200万円くらいあれば足りる?
家計管理は、固定費を除く日常生活費を週2万円の予算でやりくりしています。家族全員がお小遣い制で、個人の支出は各自の責任で管理、年払いのものも、月々の支払い準備積み立てで平準化しています。
住宅ローンは夫が40歳の時に35年で組みましたが、外貨建て保険の解約金で繰り上げ返済することに。完済時期を62歳までに短縮しました。
子どもたちの教育資金は終身保険で積み立てており、大学進学時に合計1200万円ほどは準備できる見込みです。これで足りるでしょうか。
A.教育費はおおむね確保済み NISA増額し資金の維持を
日常生活費は、食費・日用品費・雑費などをまとめて週単位で予算化。年単位の支出も、住宅ローンや貯蓄性の保険など資産に関わるものはボーナスを財源とし、毎年の必要経費は支払準備積立から賄うスタイルでルールが明確です。レジャー費やお小遣いもあらかじめ予算立てしているため、「今を楽しむこと」にも心置きなくお金を使えますね。
教育資金が足りるかどうかは、既におおむね確保できているように見えます。現在、学校納付金や習い事費用として年約50万円の支出があり、別途年16万円を積み立て中ですね。これらに貯蓄目的の生命保険料96万円を加えた合計162万円が教育費関連の支出枠として家計に織り込まれています。お子さんの独立まで、この枠をスライドしていく作戦はいかがでしょうか。
うち、保険料の払い込みは来年までで終わるそう。その後はNISAを増額して「教育費枠」を維持しましょう。今後、塾などで支出が増えた場合は、状況に合わせて積立額の微調整を。大学は進路次第で費用に大きな差が出ます。「教育費枠」からはみ出した分は蓄えから補てんすることになりますが、お子さんは4歳差で大学進学時期は重ならず、はみ出し加減も最小限に抑えられそうです。その頃には資金もさらに積み上がっているはず。しっかり応援してあげられると思います。
「家計簿チェック」の相談者を募集中!
専用フォームの必須事項にあなたの家計を入力するだけ。
講師に相談して、家計を見直してみませんか。採用分にはQUOカード3000円分進呈。