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共働き夫婦が抱える子育ての悩み。いちばんつらいことと問題点を解決する方法

子育て共働き_アイキャッチ

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共働きで忙しい日々を送る方には、仕事だけではなく、子育てや家事など多くの悩みがあるでしょう。子育てと仕事の両立は心身の負担が大きいですが、ひとりで問題を抱える必要はありません。

パートナーや両親に相談する、子育て・家事を効率化する方法をチェックして、夫婦の負担を少しでも減らせる方法を探してみてください。

 

目次

共働き夫婦を調査!子育てで大変だったこと1位は◯◯

現在結婚しておりかつ共働きの男女90名を対象に「子育てに関するアンケート」を実施。その結果、子育てでいちばん大変だったことは「自分の時間を十分にとれない」と回答した方が21%で最も多い結果になりました。

2位以降の結果はこちらのとおりです。

 

子育て共働き_子育てでいちばん大変だったことは?

調査実施:クラウドワークス
調査期間:2023年7月12日~7月14日
回答者数:25~45歳の共働き夫婦の男女90名を対象

 

ここからは1位から5位の結果を詳しく紹介します。共働き夫婦のリアルな声も見ていきましょう。

 

1位:自分(ひとり)の時間を十分にとれない|21%

今回のアンケートで、最も多い答えだったのが「自分の時間をとれない」ことでした。

仕事の日は、仕事だけではなく家事や育児をしなければならず、朝起きてから寝るまでひとりでゆっくりできることはありません。子どもが小さいと、ひとりになれないだけではなく、常に気を張って生活することになり、身も心も休まらないでしょう。

仕事がお休みの日でも、子どもの面倒を見なければならず、自分の趣味のお買い物をしたい、お昼寝をしたいというのも叶わない方もいるはずです。

■「自分(ひとり)の時間を十分にとれないこと」と回答した方の意見

自分自身としては普段の日常生活おいてストレスや疲労感を感じでしまい、すぐに寝れしまうのでなかなか満足した自分の時間がとれていないことです。(40歳/男性)

子供とお風呂に入ったあと、自分でなかなか着替えてくれず、着替えの手伝いをしたりしていると寝かせる時間になってしまい自分のスキンケアの時間が無くなってしまったとき。(28歳/女性)

 

 

2位:子どもとの時間を十分にとれない|16%

続いて、「子どもとの時間を十分にとれない」と答えた方が多い結果となりました。

特にフルタイムで働いている方の場合、朝早い時間に子どもを送り、夕方を過ぎて迎えに行く方もいるでしょう。子どもがまだ小さい方であれば、少しでも長く一緒にいたいのに、仕事があってなかなか満足した時間を過ごせずに悩んでいることもあるはずです。

■「子どもとの時間を十分にとれない」と回答した方の意見

お互いがフルタイムなので家に帰る時間が遅くなり、ご飯など食べたりするとすぐ寝る時間になってしまい、子供と過ごす時間が少ないです(33歳/女性)

仕事が忙しく、外部取引先との関係などどうしても外せないものが時期的に重なると、帰宅が遅くなり子どもがもう寝てしまっていることがよくあります。(44歳/男性)

 

 

3位:育児、家事などの負担が自分に偏っている|13%

そして第3位が「育児、家事などの負担が自分に偏っている」と答えた方が13%という結果になりました。

共働き夫婦だからこそ、家事や育児は協力し合いたいもの。しかし、夫または妻どちらか一方に育児や家事が偏っており、不満や疲労が溜まってしまうのです。

パートナーが忙しい、または意図的に協力しない…理由は夫婦それぞれ。負担が偏っている方の意見を見ていきましょう。

■「育児、家事などの負担が自分に偏っている」と回答した方の意見

食事のメニューを考えて作っているのに夫に「魚、今日は肉が食べたかった」と言われたときは腹が立ちました。忙しいのに献立、買い物、食事作りをやっているのだから文句を言うなら自分で作ってほしいと思いました。(36歳/女性)

主人より私の方が勤務時間が短いこともあり、必然的に私が家事育児を全部やらなければいけない状態になっている。(38歳/女性)

 

 

3位:夫婦(ふたり)の時間を十分にとれない|13%

同率で3位となったのが「夫婦(ふたり)の時間を十分にとれない」こと。お互いの休日がなかなか合わせられないと、夫婦ふたりでのお出かけもできません。

子どもがいる方の場合、親子でのお出かけが基本となるので、ふたりきりの時間がほとんどとれない夫婦もいます。

■「夫婦(ふたり)の時間を十分にとれない」と回答した方の意見

僕も妻もフルタイム労働なのでプライベートは自分のこと、妻とのこと、子供のこともそれぞれがほとんど細切れでやってる感じです。特に妻とは出退勤時間がずれていて、休日も合ったり合わなかったりなので関係性が薄いです。(40歳/男性)

夫婦の時間を作ろうと思った時は、お互いに仕事を早く終わらせる事や家事を早く済ませるなど、どこか頑張らないといけない(40歳/男性)

 

 

5位:仕事が思うように進められない|12%

そして5位は「仕事が思うように進められないことが大変だった」という結果になりました。

たとえば、子どもが熱を出したとき迎えに行かなければならない、コロナ禍では休園・休校になり仕事を休まなければならないといったことがあります。子どもの体調不良は仕方ありませんが、突然仕事を休むことに罪悪感を抱き、ストレスを感じる方もいるでしょう。

■「仕事が思うように進められない」と回答した方の意見

うちの子は熱を3週間に1回程のペースで出すのでなかなか働けず、主人の給料だけでは生活ができないのが困る。保育園から帰ってきて子どもが寝るまで休む暇がない。(26歳/女性)

子どもの突然の体調不良で仕事を休むことはもちろん、コロナ禍では学校や幼稚園の休校・休園等で仕事を休む機会が増えました。外回りや営業も行っていたため突然の休みでお客様とのお約束を守れないとこもあった。(36歳/女性)

 

 

そのほかの回答を紹介!

1位から5位以外にも、このような意見がありました。まとめて紹介します。

■夜勤が大変…

お互いに夜勤をしているので、夜勤がかぶらないように勤務調整をしていくのが大変。夜勤の日を指定しなくちゃいけないので職場にも申し訳ない。(40歳/男性)

 

■妻が夜勤の日の育児・家事が大変

妻は夜勤を月5,6回しているため、夜勤の時は1人で家事や育児全般をしなければならない。時間が切羽詰まりしんどい時がある(39歳/男性)

 

■子どもの気持ちがわからない…

子供に絵本を読んであげたり等、何かしてあげたいと思うが、子供が何を求めているかが分からない為、反抗されてしまうのが大変。(41歳/男性)

 

 

共働き夫婦でパートナーにイライラしたことのある人は8割以上!

共働き夫婦に「子育てでパートナーにイライラしたことはありますか?」という質問に「ある」と答えた方は84%という高い結果になりました。

 

子育て共働き_子育てでパートナーにイライラしたことはありますか?

調査実施:クラウドワークス
調査期間:2023年7月12日~7月14日
回答者数:25~45歳の共働き夫婦の男女90名を対象

 

次は、パートナーにイライラする理由を見ていきましょう。

 

パートナーにイライラする理由はコミュニケーション不足

パートナーにイライラする理由には、意思疎通ができていないこと、協力し合えていないことが多く挙げられていました。具体的な意見を見ていきましょう。
 

夫はこちらに断りもせず自分の予定を入れること。こちらはいつもお伺いを立てるようにしているのに…子どもはママが見るものって無意識に思ってるんだろうなと。(35歳/女性)

家事は基本手伝ってくれるが、全く掃除をしない。自分の部屋は常に埃かぶってるけど全く気にしない。寝かしつけを全く協力しないから、卒乳できない。(33歳/女性)

自分の気持ちだけを押し付けて、喧嘩をしたことがある。パートナーの意見も尊重して、問題を解決しないといけないと反省をした。(37歳/男性)

 
続いて「いいえ」と答えた方には、このような理由がありました。
 

預かり保育へのお迎えなど、連絡を取り合いながら行ける方が行く、子どもの世話や家事にも積極的に携わってくれ円滑に家庭が回る配慮をしてくれる。(37歳/女性)

近くに私の両親が住んでいるので家事にしろ何かにつけて協力をしてくれているのです、だから働く事ができるので両親には感謝しています。(43歳/女性)

 
パートナーへの不満がない理由は、協力し合えているからこそ。できる限り協力し合い、ストレスと不満をためず生活したいものですね。

 

子育ては何歳のときが大変?

子育てはいつだって大変であり、さらに年齢に応じた苦労も増えます。

ここでは、子どもの成長別の大変なできごとを紹介します。初めて子育てをする方、まだ子どもが小さい方はどんな苦労があるのかをチェックしておきましょう。

 

0~1歳の時期|出産による体のダメージ+夜泣きなど大変なことがいっぱい!

子どもを産んですぐの時期は、子育てに加え母体の体をケアすることも必要です。

人によっては出産で受けたダメージがなかなか回復せず、子育てと自分のケアの両立で精一杯。家事をすることもままならない人も少なくありません。

夜泣きや夜中の授乳により、どれだけ疲れていても3時間以上続けて睡眠できないなど、心身が休まらないことでストレスが溜まってしまいます。

子どもの成長を見るのは楽しいですが、目の前の子育て、家事などに精一杯で、実は記憶が曖昧なママもいるかもしれません。

 

1~3歳の時期|イヤイヤ期がやってくる!兄弟・姉妹がいるともっと大変

1歳を超えると、子どもは少しずつ歩きはじめます。自分で歩く姿はとても愛おしいですが、「こけてケガをしないか」「頭をぶつけてしまわないか」など心配ごとも増えます。

そして2歳を超えると、少しずつイヤイヤ期に突入。ごはん、着替え、お風呂、お昼寝、なんでもかんでも嫌……そんな子どもの姿を毎日見ると、うんざりしてしまうかも。

2~3歳差の兄弟・姉妹を考えている方であれば、赤ちゃんの面倒を見ながらイヤイヤ期の子どものお世話も必要です。

 

小学校入学前|走り回ったりおしゃべりが上手になったりする時期

子どもが4~6歳を迎えると、運動能力の向上、おしゃべりが上手になるなど新たな成長を見せます。

この時期は、子どもが外で遊ぶことが増えるため、今まで以上に安全面の管理が必要です。

また、子どもの学びや興味を広げるための教育も必要で、早い段階から習い事をさせる方もいるでしょう。「将来どんな大人になってほしいか」をさらに具体的に考える機会も増え、子どもの成長とともに金銭面の問題も目立ちやすくなるかもしれません。

 

小学校から中学校入学まで|宿題・習い

子どもが小学校に入学すると、宿題や習い事、友達関係や学校生活の悩みなど、新たな課題が増えてきます。

共働き夫婦の場合、学童保育や習い事のスケジューリングも必要で、夫と妻それぞれが子育てに前向きで協力的であることが重要です。

共働き夫婦が特に悩みがちなのが、臨時休校や子どもの体調不良時の対応です。「どちらが休暇を取得するか」「突然会社を休んで、同僚に迷惑をかけていないか」など、子どもだけではなく社内への配慮も必要で、心身ともに大きなストレスを抱えてしまう人もいるでしょう。

 

共働き夫婦が子育て・家事の問題点を解決する方法

子育て共働き_2

共働き夫婦が子育て、家事の負担を減らすためには、自分たちに合う解決策を探すことが大切です。ママ友など周囲の人と比較をすることもありますが、家族の状況はそれぞれ違うもの。

夫婦でしっかりと話し合い、ベストな解決策を見つけましょう。

 

子育て・家事の割合を見直す

子育てと家事は、夫婦ふたりがやることです。妻がフルタイムではないからといって、妻だけに子育てと家事を任せっきりでは疲労もストレスも溜まります。

どちらが何をするときっちり分けるのもよいですが、お互いの体力や時間を見ながら、できるほうができることをしていきましょう。

ほかにも、得意・苦手で家事を分けると効率よくこなすこともできます。

 

些細なことでもコミュニケーションをとる

共働き夫婦の場合、些細なことでも報告・相談してコミュニケーションをとることが大切です。

自分のできごと、子どものこと、困ったことなどをお互いが報告することで、相談しやすい環境が生まれます。

なんでも話せる関係性を築けていれば、子育てや家事でサポートしてほしいことも気兼ねなく伝えられるでしょう。

 

不満を溜め込まない

共働きだと、会社のことはもちろん、子どもやパートナーに対する不安や不満が溜まりがちです。

不満は溜め込んだぶんだけ、爆発しやすくなります。パートナーのちょっとした言葉で大喧嘩に発展するといったことも出てくるかもしれません。

パートナーの直してほしいところ、伝えたいことは、問題が発生したときその場で伝えるよう意識しましょう。

 

家事代行サービスなどの便利なサービスを活用する

仕事、子育て、家事すべてに追われていると疲労が溜まり、メンタルが落ち込んでしまいます。何もできなくなるうつ状態になる前に、子育てや家事をサポートしてくれるサービスを利用してみましょう。

たとえば、家事代行サービスやベビーシッターといったものです。

サービスの利用にはお金がかかりますが、体と心のバランスが崩れてしまう前に、利用することも検討してみてください。

 

家事が便利になる家電やグッズを購入する

洗濯乾燥機や食洗機、自動調理鍋といった、家事の負担を軽減できる家電を利用するのもおすすめです。

便利な家電のなかには高額な商品もありますが、家事の時短と労力の軽減につながります。

家電をうまく活用することで、夫婦ともに心の余裕が生まれるでしょう。

 

子育て・家事は完璧を目指さない

子育てや家事がうまくいかないのではなく、完璧を求めすぎていることでストレスが溜まっている可能性があります。

共働きであるかどうかに関係なく、子育てや家事で100点を求めすぎていると疲れてしまいます。60点を目安に、頑張りすぎて苦しくならないことを意識してみましょう。

 

思い切って両親に相談する

どれだけ子育てや家事が苦しくても、遠慮して親や義両親に相談できない方もいるのではないでしょうか。

疲労が蓄積し身も心も壊れてしまう前に、夫婦で両親に相談することを検討してみてください。

孫の顔を見られる、子どもたちが呼んでくれていると思えば多くの親はうれしいはずです。頻繁に呼んでいては負担がかかりますが、どうしても子どもの面倒を見てほしいとき、家事をお願いしたいときは、パートナーにも相談して両親にサポートをお願いしてみましょう。

 

自由な時間を作る

結婚していても、子どもがいても、ひとりの時間は大切です。ひとりでカフェやお買い物に行ったり、お友だちと遊ぶ自由な時間をつくることも意識してみてください。

自由な時間を作るためには、パートナーの協力が欠かせません。あらかじめ「◯日は1日自由に過ごす」と決めておき、夫と妻どちらもが定期的に自由な時間を確保しましょう。

 

共働き夫婦の子育ては「協力が子どもにもよい影響を与える」と思い前向きになろう

子育て、家事など、家庭のなかで発生することは、夫と妻で協力し解決していく必要があります。

働く時間などにより、どちらか一方に家事の負担がかかることもありますが、できるだけお互いが納得するかたちで子育て・家事を分担しましょう。

夫婦が仲よく協力する姿を子どもに見せることができれば、笑顔の絶えない家族になるはず。パートナーのため、子どものために、協力しあえるかたちを探していきましょう。

 

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

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