【青木由香の台湾吃吃メモ06】老若男女みんな大好き かき氷
「吃吃(チーチー)」とは、台湾の人がよく口にする「ほら、遠慮せず食べて!」的な言葉。食べることが大好きな青木由香さんがつづる、いつかの台湾旅に役立つかもしれない「食」にまつわる連載です。
青木由香さん
神奈川県生まれ台湾在住。執筆や取材・旅行のコーディネートを通して大好きな台湾を紹介。雑貨店「你好我好(ニーハオウォーハオ)」(台北市)店主。
老若男女みんな大好き かき氷
台湾の人は漢方的な考えから、体のために冷たいものはなるべく食べないよう気をつけています。
なのに街にあふれかえるかき氷屋さん。夏が長いとそうもいかないようなんです。
かき氷のタイプは数あれど、煮豆てんこ盛りの昔ながらのかき氷は老若男女みんな大好き。
日頃、子どもたちに口うるさく「冷たいものは〜」と言っているはずのおばさん層も、家族がいない昼時間には、かき氷屋さんにウヨウヨいます。
ただでさえジャンボな台湾かき氷ですが、氷のお代わりも無料。甘い豆をうまく残して“追い氷”しちゃいましょう。楽しいのはトッピング選び。
煮豆の他にも、甘く煮たお芋やパイナップル、タピオカ、団子など日本では見かけないものがズラ〜。選びきれないときは、プラスちょっとの料金でトッピング増しも可能です。
他にも、甘い味付きの氷を削った、ふわふわ食感の雪花冰(シュエホァービン)やフルーツがたっぷりのったケーキのような繊細なタイプもあって、「冷たいものは〜」なんて言ってられません。
以下、今風のかき氷を少しだけ紹介します。
かき氷のタピオカミルクティー!?
中国茶「鉄観音」のミルクティーシロップをかけた氷の上に雲のようにのるチーズクリーム。
中には、お茶のゼリーが仕込まれていて、別盛りのタピオカを後のせする
かき氷のタピオカミルクティー。
金鶏母
ふわふわ食感進化系雪花冰
ふわふわ食感で人気の雪花冰の進化系。
フレッシュな果物を絞ってすぐに凍らせているので、氷のピンクは色も果物そのものの色。
甘さも香りも天然の味。