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親族からの遺贈で住宅新築を計画 将来のために夫が投資を始めると言うが…【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

親族からの遺贈で住宅新築を計画 将来のために夫が投資を始めると言うが…

Q. 親族からの遺贈で住宅新築を計画 将来のために夫が投資を始めると言うが…

夫の親族から遺贈を受けた土地に家を建てる計画を進めています。古い建物の解体費用や新築・外構費用などを含めて総額4800万円ほどになる予定です。住宅ローンは2500万円で25年返済、頭金には同じく遺贈を受けた現金の一部を使います。

私は現在、育児休業中で春から時短勤務で復帰します。私の収入は全て貯蓄してきましたが、教育・老後資金のために、さらに貯蓄しなければと考えています。夫は、投資を始めようと言っていますが、資金がなくなることもあると考えると不安です。

A. 万一に備え、妻の死亡保障を確認して 投資は少額から始めてみては

ご親族が亡くなられ、夫に財産の一部が遺贈(=相続人以外への遺言による贈与)されたのだそう。大切に活用されているご様子に故人もお喜びではないでしょうか。

住宅ローンは変動金利を採用の予定ですね。元々の借入額が控えめで、家計の黒字額も大きく、また金融資産も潤沢にお持ちですから、将来的に金利が上昇したとしても問題はないでしょう。団体信用生命保険には0・2%の金利上乗せで三大疾病特約を付帯するそう。これにより月の支払額は約2200円増えますが、保険料としては破格で、万一の際の安心感は絶大。この選択もよかったと思います。

万一といえば、妻の死亡保障に不足がないか確認しておきましょう。妻に万一の際は世帯収入激減、家事・育児と住宅ローンの返済も全て夫一人の肩にかかってしまいます。住宅ローン残高程度の保障は持っておきたいですね。

投資について、資金がなくなる…は少々極端かも。つみたてNISAやiDeCoなど積立投資を基本に取り組めば、長期的に安定感のある運用を目指すことは可能です。教育・老後資金が目的であれば、現状で最適な手段であると考えます。夫の意向もこれが中心と伺いました。どのような仕組みで成り立っているか、コストやリスクについても十分な説明を受け、少額から始めてみてください。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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