お金と仲良く付き合っていくために… 「ライフプランニング」が必要不可欠【知りたい!お金の話】
【今回のスタディー】新春特別編
「一年の計は元旦にあり」と言われます。皆さまにおかれましては、2024年の計画をどのように立てておられますでしょうか。
お金は、言うまでもなく現代の生活になくてはならない道具の一つです。例えば、はさみは紙や布などを切るために、ライターは火をつけるために…というように、あらゆる道具は何らかの目的のために使うものですが、お金はあまりにも活用の幅が広いが故に、いつの間にか夢や願いをかなえるための道具であることを忘れ、お金そのものが人生の目的になってしまいがちな側面もあるように感じます。
そんなお金とこれからも仲良く付き合っていくために、あらためてお勧めしたいのが、まさに一生の計とも言える「ライフプランニング」です。人生の三大資金と呼ばれる「住宅」「教育」「老後」の各資金をはじめ、旅行や自分磨き、推し活にもお金は必要。もちろん、安定した日常生活を送るためにも、です。この先の人生を、どこで、誰と、どんなふうに過ごしていきたいか―といった計画を基に、道具であるお金の設計を考えるのがマネープランです。ライフプランなしにお金の計画は成り立ちません。
お金をためることに興味をお持ちの方は少なくないと思います。私がこれまでたくさんの方々とお会いし、将来設計や家計の悩みに耳を傾けてきた中で、お金をためることに成功している人には共通点がありました。それは、ためたお金の使い道が明確な人です。かなえたい夢や手に入れたい姿のためにお金と向き合う―。子どもの頃、どうしても欲しい物を買うためにせっせとお小遣いをためたことと大きな違いはないのかもしれません。
これからも、ライフプランニングを根っこに、皆さまのお役に立てるお金の情報をお届けしていきたいと思います。2024年もどうぞよろしくお願いします。
やってみよう! ライフプラン作り
まずは白い紙を広げて、一生のうちにやってみたいこと、行ってみたい所、手に入れたい物を書き出してみてください。このとき「時間がない」「お金がない」などと自分に制限をかけないことが重要です。本当の気持ちに従って存分に書くことができたら、それらがかなっている姿を、映画のスクリーンを見るように頭の中で想像してみましょう。いかがですか? ワクワクしてきましたか?
夢や願いを書き出せたら、次は実行のスケジュールを立てます。お金が必要な計画は、時間をかけて準備を進めていけばOK。目的や目標があれば、家計管理も苦にせず続けることができるはずですよ。
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