【青木由香の台湾吃吃メモ04】元宵節には月を愛で、お団子を
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元宵節には月を愛で、お団子を
日本で団子を食べるイベントといえば、お月見かお花見。台湾では、団子は「湯圓(タンユェン)」といって、冬至や結婚式、旧正月、元宵節とやたらと登場します。
もちもちと縁起担ぎが好きな台湾人、だんらんを意味する「團圓(トゥアンユェン)」と発音が似ていることから家族の幸せを願っていただきます。
スタイルはさまざまで、ピーナツのさらっとしたお汁粉と食べたり、甘酒と一言でいうにはあまりにも別物のマッコリのような爽やかな甘いこうじに溶き卵、キンモクセイの花のシロップを垂らした、しゃれたスープに浮かべたり。
甘いのが苦手な人には、しょっぱいご飯系も。これが、「団子界の小籠包?」と思うおいしさ。
肉あんが入っており、かむと肉汁がじわ〜っとあふれ出します。
湯圓シーズンには、豆花(トウファ)のトッピングに小さな湯圓を選んであやかろうとする人もいるので、うっかり豆花を食べに行ったら長蛇の列なんてこともあります。
台湾は先日、元宵節を迎えました。今年は2月24日が初めての満月で元宵節。街じゅうがランタンで埋め尽くされました。元宵節に台湾に来たら、台湾人に倣い、月を愛(め)で湯圓を食べましょう。
(随時掲載)
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