[メディカル百科]耳鼻咽喉科編

春が近づくにつれ、花粉症の症状が出る人が増えてくるといいます。花粉症の治療法について専門医に聞きました。

─毎年、花粉症に悩まされる人が多いそうですね。

例年、1月下旬から花粉症の症状が出る人が増えます。症状には鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどがあり、長く続く場合は、病院での花粉症検査をおすすめします。

─具体的な治療法は。

症状に応じて飲み薬や点鼻薬、目薬を処方します。最近は、スギ花粉症の原因である特異的IgEに作用して症状を抑える抗IgE抗体薬や、体質を改善する舌下免疫療法も広まってきました。花粉症かウイルス感染か判断が難しいこともあり、花粉症を持つ人は症状が出る前からの投薬をおすすめしています。それでも症状が改善しない場合は手術を行います。アレルギー性鼻炎についてはレーザー手術が多く実施されていますが、効果が出ない場合や再発した場合には、粘膜に電極を刺して組織を凝固させたり、神経や血管の一部を焼いて切除したりする方法もあります。そうすることで、花粉で鼻がむずむずする、くしゃみが出るといった過敏な症状が軽くなります。また、鼻水や鼻づまりには鼻中隔湾曲症や副鼻腔炎などが原因の場合があります。副鼻腔炎は粘膜が炎症を起こす病気で、ときには鼻茸(ポリープ)が生じている場合もあります。鼻中隔湾曲症では、曲がった骨や軟骨を真っすぐにする手術を行います。鼻茸がある場合は切除して鼻の通りをよくし、さらに副鼻腔炎の手術を行うことで鼻茸の再発を予防します。

─手術には入院が必要ですか。

当院では、日帰り手術を実施しています。花粉症で長く悩んでいる方は一度、専門医にご相談ください。

唐木クリニック 医師 米崎 雅史氏

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