【熊本】手土産に人気!おしゃれでかわいい和菓子

茶の湯と関係が深い和菓子。熊本では、肥後細川文化の流れから、老舗和菓子店が多いといわれています。職人の繊細な手仕事が光る伝統の練りきりなど、食べるのがもったいないほどの逸品ばかり。
さらに最近では、見た目にもおしゃれでかわいい、和菓子も増えてきているんですよ。
そこで、今熊本で注目のおすすめ和菓子店5軒を訪ねました。手土産としても人気の和菓子をご紹介します。
ドリップ大福 ー 御菓子司きくもとや


コーヒーあんとクリームを餅で包んだ遊び心ある3層の味わい
明治33(1900)年創業の『きくもとや』(熊本市西区春日)は、年明け最初の茶席(初釜)で出される和菓子の一つ、「えくぼ饅頭(まんじゅう)」など、長年、茶道と関係の深いお菓子を作ってきた老舗です。純和風の店構えからもその歴史を感じられます。
そんな中、店内のショーケースでひと際目を引くのが、歌舞伎役者のイラストが描かれた緑色のパッケージ…。それが、「ドリップ大福」(1個190円)です。「17年ほど前にクリスマス限定で作ったもので、お客さまに気に入っていただき定番化しました」と4代目の村上賢太郎さん。
厳選したコーヒーを練り込んだあんと生地に、ブランデーで香り付けした純生クリーム。三つの層からなり、口に入れるたびに異なる味わいを楽しめます。
「和菓子店は、徐々に減っていますが、若い方にも和菓子に親しんでもらいたい。私自身が和菓子作りには"遊び心"を大切にしたいので、これからも"少し変わったもの"を生み出していきたいです」と村上さん。伝統を大切にしながら、さらに努力が詰まった新商品に期待が高まります。







伝統の技とアイデア、そしておしゃれなデザインのパッケージが目を引くアイテムはほかにもたくさんあるんです。手土産を買いに行ったつもりが自分用にと小分けの和菓子についつい手がのびてしまう!




御菓子司きくもとや 春日本店
住所 | 熊本市西区春日2-13-6 ※アミュプラザくまもと店もあり |
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TEL | 096-312-5550 |
営業時間 | 9:30〜18:00 |
休業日 | 日曜 |
妙見まんじゅう- 妙見まんじゅう


懐かしいけど新しい !妙見さんの縁起まんじゅう
“妙見さん”の愛称で親しまれている「八代神社」。参道を歩いていると、脇にたたずむ店『妙見まんじゅう』(八代市)の窓越しに回転焼きを焼く女性の姿が見えます。
神社と回転焼き…ほっと和む、昔ながらの景色のようですが、店がオープンしたのは2024年4月。店主の長谷川沙也さんが、「妙見さんを訪れる観光客が和める場所をつくりたい」と思い、回転焼きがメインの店を開きました。
店を持つのは初めてだったため、九州各地の店を回り、生地やあんの研究をすることから始めました。開発したレシピは、もっちり、引きのある生地と北海道産小豆の絶妙なバランスで、「和菓子のような、洋菓子のような味わい」と評判です。
店頭では熱々をいただき、お土産に大量に買って帰る人も多いとか。今までの回転焼きのイメージを超える「妙見まんじゅう」(1個180円〜)は妙見さんの縁起まんじゅうとして早くも人気です。





店主の長谷川さんやスタッフの笑顔と気持ちのよい接客もお客さんが気軽に立ち寄れる魅力なんです。




妙見まんじゅう
住所 | 八代市妙見町400-2 |
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TEL | 080-6788-4855 |
営業時間 | 10:30〜15:00 |
休業日 | 不定 |
フルーツ羊羹(ようかん)ー 虎之助/TORANOSUKE(店頭販売は「珈琲回廊」)


美しい断面で魅せる羊羹(ようかん)
季節とトレンドを意識し、見た目の美しさとおいしさを追求した和菓子を生み出し続ける『虎之助』。
中でも、フルーツ羊羹(1本1800円)は「若い人たちにも羊羹を味わってほしい」と、元パティシエの職人と専属デザイナーが考案し、断面にまでこだわった逸品です。チョコテリーヌと白あんに、フルーツがよく合い、和と洋が調和しています。



「虎之助」店舗は現在、移転リニューアル準備中。フルーツ羊羹はECサイト、またはカフェ「珈琲回廊」(コーヒーギャラリー)で購入できます。また、カットしたものは、カフェ「珈琲回廊」でコーヒーのお供としても味わえます。




珈琲回廊(虎之助/TORANOSUKEのフルーツ羊羹購入先)
住所 | 熊本市中央区西唐人町20 |
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TEL | 096-325-1533 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
休業日 | なし |
Webサイト | https://coffeegallery.online/collections/tora-no-suke |
アンフラワー(おはぎ)- おはぎ専門店モッチダリンダ


華やかな彩り おいしい花束おはぎ
和食の職人が作る創作おはぎが全国的に話題になっているのが『モッチダリンダ』(熊本市北区大窪)の「アンフラワー」です。
一つ一つあんこを手絞りして花を表現、ビーツなどの天然素材で華やかに色付けされています。県産コシヒカリともち米、北海道産小豆を使った、優しい甘さのおはぎは贈り物としても評判です。



見た目の美しさだけじゃなく、無添加にもこだわり、「和菓子を誕生日ケーキのように大切な日に安心して食べてほしい」というオーナーの思いが込められています。




おはぎ専門店 モッチダリンダ
住所 | 熊本市北区大窪4-3-35 |
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TEL | 096-342-5135 |
インスタグラム | https://www.instagram.com/mottidalinda/ |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
休業日 | 月・火曜 |
老舗和菓子店のチャレンジ-お菓子処 天明堂 川尻本店
江戸時代創業という熊本市南区川尻の『天明堂』。現在も現場に立つ7代目・北川和喜さんと、海外経験が長い8代目・広美さん二人の強みを生かした商品が並びます。
定番の「酒カステラ」をはじめ、一口サイズの和菓子を楽しめる「和スイーツ幕の内」(和菓子の日限定)やラム酒を足したあんで県産クリを包み、チョコでコーティングした「ショコラカスターニャ」など、伝統と進化を感じられる和菓子が。




和菓子作りにすぱいす読者が挑戦!
「天明堂 川尻本店」では、和菓子に気軽に触れてもらおうと和菓子作り教室も実施しています。若い世代や海外の人にも好評と聞き、すぱいす読者ファミリーが挑戦しました。講師は講師は天明堂 7代目 北川 和喜 さんです。「お子さんたちにも和菓子の魅力を感じてほしいですね」。




北川さんのデモンストレーションや丁寧なレクチャーの下、季節の練りきりなど2種を作り、最後に、抹茶と和菓子をいただきました。







あんこがいろんなカタチになって面白かった



“ねりきり”っていうお菓子をはじめて知りました



子どもより夢中になっていました!
お菓子処 天明堂 川尻本店
住所 | 熊本市南区川尻1-3-39-2 |
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TEL | 096-357-9225 |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
休業日 | なし |
和菓子体験 | 1人 3850円(2名〜) 1週間前までに予約をしてください |









