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夫が自営業で毎月の支出がバラバラ 現在の家計で今後もやっていける?【家計簿チェック】

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q. 夫が自営業で毎月の支出がバラバラ 現在の家計で今後もやっていける?

第3子が生まれ、育休中です。来年復帰予定ですが、それまでボーナスはありません。3年前に住宅を購入し、住宅ローンを払っています。また、将来の教育費や老後資金に備えてつみたてNISAやiDeCoを始めました。

夫は自営業のため、所有している車2台のうち1台は仕事用に使っていてガソリン代などの維持費がかなりかかっています。さらに、毎月の食費や接待交際費がバラバラで安定せず、今の家計で今後もやっていけるか不安です。うまく節約する方法を教えてください。

A. まずは使途不明金の把握から始めて ご主人の保険見直しも検討を

頂いた情報で収入が変わらないとしてキャッシュフロー表を作成すると、19年後、第2子が大学2年生になる頃に貯蓄がマイナスになり、そこから6年間回復しないと思われます。また、みかんさんが66歳以降も貯蓄が再び底を突き、その後回復することはないと予想されます。

そこで、家計の見直しを提案します。まず、毎月の支出で気になるのは被服費や交際費、教養娯楽費です。合計で10万円もあります。そもそも月収支が27万6000円のプラスですが、それが貯蓄に回っていないのは使途不明金ということだと思います。その把握から始めましょう。必要性の低いものを探して少しずつ縮小させていき、もし、月3万円を削減できれば、19年後の貯蓄マイナスは解消できます。

また、ご主人の保険の見直しもお勧めします。自営業であるご主人の場合、万一の際に遺族厚生年金がないため死亡保障がかなり重要です。その点、満期保険金のある変額保険は優先度が低いと思います。そこで、保険料5000円の変額保険をやめて、掛け捨ての収入保障保険に変更してみてはいかがでしょう。

以上が実現したら、最後にiDeCoの積立額を上げてみませんか。ご主人の年金は国民年金だけで不安が残るため、その補填(ほてん)になると思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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