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脇の臭いは専門医にまずご相談を 切らないマイクロ波治療で症状を改善【メディカル百科】

のぐち皮ふ科 院長 野口 博光氏
のぐち皮ふ科 院長 野口 博光氏

目次

皮膚科編

「脇汗やわきが(脇の臭い)が気になる」「洋服の脇部分に汗染みができる」そんな悩みを持つ人も多いのでは。皮膚科の専門医に脇汗や脇の臭いの原因、治療方法について聞きました。

─脇の汗やわきがに悩んでいる人が多いそうですね。

脇汗が必要な量以上に出てしまう疾患を腋窩(えきか)多汗症と言います。また、わきがとは脇から独特の臭いが放たれる病気のことで、腋臭症(えきしゅうしょう)と呼びます。脇の臭いは、アポクリン汗腺から出る汗が皮膚にいる細菌に分解されることにより発生します。耳あかが湿っている人は脇の臭いが強いという傾向があり、日本人の約20%が腋臭症だと言われています。

─多汗症の治療方法について教えてください。

原因によって治療法は異なりますが、脇汗を抑える塗り薬やローションを処方します。その他に、脇の下の皮膚を切開し汗腺を取り除く外科手術や、ボトックス注射などの治療法があります。外科手術は痛みなど負担が重く傷跡が残る可能性があります。ボトックス注射は持続期間が数カ月程度に限られます。

─腋臭症の治療方法は。

多汗症の治療同様、外科手術などの方法がありますが、最近では、皮膚を切らずにアポクリン汗腺にマイクロ波を照射して焼く手術が行われています。当院でもこの治療法を採用しています(自由診療/約27万円~)。この手術でも痛みがないわけではありませんが、術後の傷がほとんど残りません。手術時間は麻酔を含めて約1時間30分程度で、当日に帰宅できます。基本的に手術は1回で終了します。脇汗や脇の臭いで悩みがある人は、まずは専門医にご相談ください。

のぐち皮ふ科

住所上益城郡嘉島町上島964-1
TEL096-237-4112
診療時間月~金曜:9時~12時30分、14時30分~18時、土曜:9時~12時30分、14時~16時
休診日日曜、祝日、木曜午後
駐車場あり

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

のぐち皮ふ科 院長 野口 博光氏

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