広がるインプラント治療の選択肢 自然な笑顔が輝く一年に【メディカル百科】

歯科編

健康な歯と同じように生活できるインプラント治療ですが、「顎の骨が足りなくてインプラントができない」と治療を諦めている患者さんもいるそうです。

─歯並びの治療の一つとしてインプラントが選ばれていますね。

義歯を装着する煩わしさがなく、健康な歯と同じように生活できることから、最近は50～60代を中心に希望される方が増えています。自分の歯と同じように食事を楽しめることや取り外しの手間がないところが喜ばれているようです。一方でかかりつけ医から「インプラント治療（自費診療）ができない」と言われ、治療を諦める人も多いようです。

─治療を諦めるケースとは。

最近、セカンドオピニオンで来院される患者さんの中に、インプラントを埋め込む土台となる顎の骨格や位置、厚さなどに問題があり、治療ができないと判断され、相談に来られる方がいます。確かに薄い骨にインプラントを埋め込むには、技術と経験が必要なので、医院によっては断られる場合もあると思います。しかし今は、骨の厚さや幅が足りない患者さんも、人工代用骨などを使い手術が可能になるケースも多くあります。積極的にセカンドオピニオンを利用し、正しい診断と納得のいく説明を受けて、治療をスタートしていただきたいです。

─新しい年を自然な笑顔で過ごせる方が増えるといいですね。

そうですね。これまで治療を諦めていた人にも、進歩した歯科技術により自分の歯と同じように食事ができ、思いっきり笑うことができる豊かで楽しい日常を取り戻していただきたいと思います。そのためにも、セカンドオピニオンを利用してみることをお勧めします。

関歯科医院