冬の子どもの弁当の悩みを解決! 冷めてもおいしい料理のコツ
目次
子育てラボ 食べる VOL.458
出来たてはおいしいけれど、食べる頃には冷めている冬のお弁当。硬くなったり、脂が口に残ったりすると「おいしくない」と感じることも。冷めてもおいしい料理のコツを、県栄養士会の秋山知江さんに聞きました。
WHY?冷めるとおいしくない理由とは?
- 食感やニオイが気になるから
-
肉類は脂が固まったり、身が硬くなったりして食感が悪くなる原因に。また、魚類は冷めると生臭さが際立つことも。
- おかずから水分が出るから
-
料理の中に水分が多いと、味がぼやけてしまいます。
- ご飯が硬くなっているから
-
冷たいご飯は硬くなって、食べづらくなります。
- 甘み・塩気のバランスが崩れるから
-
料理の温度が下がると甘みを感じにくく、塩気は感じやすくなり、味のバランスが変わります。
コツ(1)食感を良くする食材選び
肉類は脂が少ない部位を選びます。脂が多い料理の場合は、脂が口の中で溶けやすい鶏肉もしくは豚肉を使うのがコツ。厚切り肉より薄切り肉を選ぶなどかみ切りやすさも工夫しましょう。魚類は生臭さを感じないよう、みそ漬けやみりん干しなど味がしっかり付いているものが◎
コツ(2)水分をできるだけ少なく
水気が多く、ベチャッとならないよう、野菜を炒める際は事前にレンジで温めるなど、料理から出る水気を少なくする調理法に。蒸し料理もおすすめです。
コツ(3)ご飯は浸水時間を長く
ご飯は冷めるとデンプンの構造が変わって硬くなる性質があるため、ある程度は仕方ない部分も。ただ、ご飯を炊く前の浸水時間を長くすると、多少はカチコチ対策になります。また、冷めてもおいしいお米の品種・ブレンド米もあるので、チェックしてみましょう。
コツ(4)甘み強め・塩気弱めに
味付けは冷めたときを考え、ほんの少し甘みを強く、塩気を弱くするとよいでしょう。味のバランスは、厚焼き玉子の温かいとき、冷めたときの味を比べてみると違いが分かります。
教えてくれたのは