心がぐんと成長する大切な時期に最適!イヤイヤ期の子どもと読みたい絵本【子育てラボ】

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[VOL.561]楽しむ
毎日がちょっと大変なイヤイヤ期。でもそれは、心がぐんと育っている証しです。そんな子どもの気持ちに寄り添える絵本を、絵本とおもちゃのスペース『ぺぺぺぺらん』の髙野和佳子さんに教えてもらいました。


髙野 和佳子さん
『ふうせんねこ』


「片付けるのはいやだ」「あれを買ってくれなきゃいやだ」と言うたびに、「ぷー」とお顔が膨らんでふうせんねこになりました。とうとうお空へ「ぷー」と舞い上がって、どこか遠くへ行ってしまいます。ふうせんねこがイヤイヤ期の子どもと重なり、親の気持ちをふっと軽くしてくれますよ。
『かぜのこもりうた』


ある日、ゾウの坊やが迷子に。夜も更けたころ、風が「きっと大丈夫」と子守歌のようにささやきます。夜が明け、坊やは風が運んできたお母さんの匂いを感じて駆け出します。自由奔放に親から離れがちなイヤイヤ期の子ども。でもやっぱりそばにいて見守っていてほしい気持ちがあふれています。
『ぼく つかまらないもん!』


どこか遠くへ行きたくなったウサギの坊や。でも、お母さんウサギは心配でどこまでもついてきます⋯。自立心が芽生え、自由な世界へ憧れる子どもと、それを見守るお母さんの姿を楽しく描写。イヤイヤ期に悩みながらも、わが子を思うお母さんウサギの気持ちに共感できるはず。