1年半で430匹以上の猫を保護 地域猫たちとの共生を目指す【すてきびと】
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222猫プロジェクト 代表
小島 早紀子さん
「地域猫たちとの共生」を目的に、玉名市内で活動する民間ボランティア「222猫プロジェクト」を運営しています。昨年3月、小島さんは家の敷地に迷い込んできた猫がけがをしていることに気付き、「見て見ぬふりはとてもできなくて、保護したことが活動の起点になりました」。
現在、ボランティアの中心メンバーは20人。休日に野良猫たちを捕獲器で確保し、病院で寄生虫駆除やウイルス検査をして保護部屋へ入れます。体調の回復と人に慣れるためのトレーニングをした後、新しい飼い主の募集や、不妊手術を施し元の場所へ戻す活動(TNR)をしています。活動開始から約1年半で譲渡数は243匹、TNR数は193匹になりました。
小島さんは行政との話し合いも進めた結果、「公益財団法人からの補助金で玉名市では来年4月から猫の無料不妊手術が可能になります」。
TNRをした地域には『この地区の猫は不妊手術が終わっています。増えません』の看板を立てるなど猫が苦手な住民にも配慮。「人間と猫が穏やかに過ごせることが私の願いです」
Information
一緒に活動する仲間や、自分の住む地域の猫問題を解決したい人を募集しています。詳しくはInstagram(@222neko.project)まで。