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【543号】すてきびと – 「阿蘇ペースライダー プロジェクト」発起人 中野 徹さん

中野 徹さん
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目指すは交通事故ゼロの阿蘇 地域と協力し、安全ライダー認定

中野 徹さん
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1968年、熊本市生まれ。高校卒業後、静岡県で国際A級ロードレーシングライダーとして国内外のレースに参戦。93年に熊本県警察官を拝命。熊本北署(現熊本中央署)を振り出しに、交通機動隊、機動捜査隊、本部交通企画課などを経て、今年3月から現職。

20代はプロのロードレーサーとして活躍し、警察官に転身後は白バイ隊員の経験も持つ中野さん。3月に阿蘇警察署地域・交通課の交通総括係長に就任して間もなく、管内で2件の二輪車事故が発生しました。「過去の交通死亡事故データを分析すると、ツーリング中の死亡事故が多い。二輪車好きとして、なんとかしなければと思いました」

そこで、警察と地元交通関係団体、ツーリングライダーと協働して二輪車事故を抑止する「阿蘇ペースライダープロジェクト」を立ち上げました。適正速度、追い越し禁止などの法規を守り模範走行するペースライダーを認定し「赤いバンダナ」を贈呈。阿蘇をツーリングする際に、そのバンダナを車体や体の目立つ場所につけて走って安全運転をアピールするというものです。

「活動の輪が広がり、阿蘇を走る多くのライダーが赤いバンダナをなびかせるような、交通事故のない“バイクの聖地・阿蘇”を実現したい」と夢を膨らませます。また、異業種から転身した自身と重ね「前職の経験を生かして働く警察官が増えるとうれしい」と話します。

Time Schedule

  • 5:20 起床。ジョギング
  • 7:30 出勤。スケジュール確認、決裁など
  • 10:00 阿蘇署管内の小学校で安全教育
  • 13:30 交通関係団体との会議など
  • 18:00 帰宅。トレーニング後、夕食
  • 23:00 就寝

Information

プロジェクト参加希望者は、「ヒバリガレージ」(阿蘇市)、「ストロングボスサルーン」(南阿蘇村)で赤いバンダナを受け取れます。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

中野 徹さん

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