人類に大貢献した研究の面白さ【つんどく よんどく】
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マンガと図鑑でおもしろい! わかるノーベル賞の本
「ノーベル賞」をご存じですか。毎年秋に、各メディアが「誰が受賞するのか」と話題にするので(特に文学賞)、注目している人も多いでしょう。
まず基本的なこととして、ノーベル賞には「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」「経済学」の6部門があります。受賞者の条件は(1)発表の時点で生存している(2)一つの部門は3人まで(平和賞は団体の時も)(3)年齢・国籍は関係なし。
この本は、中でも自然科学の分野に注目。その研究の多くが、今の生活に欠かせない事柄になっていることに驚きます。輸血を安全に行う方法、透明なものを観察する方法…などなど。
偉大な発見の数々が、実は「失敗が大発見につながった研究の例」というのも面白い。2002年に43歳で化学賞を受賞した田中耕一さんは、実験に使う試薬の配合を間違ってしまい、もったいないからと使用したことが成功のきっかけになりました。
個々の研究を詳しく知りたくなったら、巻末にある参考文献を探してみてくださいね。
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PIC読書アドバイザー。上通かいわい・店内をうろうろしています