鯉に乗る子猿の愛らしい姿 部屋で飾れる節句の縁起物【くまもと手づくりCollection】

ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
目次
#085 鯉(こい)のり猿/玉東町
5月5日は男の子の成長を祝う端午の節句。この時季に部屋に飾って楽しむ縁起物を見つけました。こちらをのぞきこむようにしながら、金色や赤色の鮮やかな鯉に自慢げに乗る子猿の愛らしい姿に、思わずほっこりしてしまいます。
悪病や災難よけ、子孫繁栄のお守りとして親しまれ、団子猿や飯喰(めしくい)猿が有名な郷土玩具「木の葉猿」をアレンジ。素焼きの土人形を鮮やかに着彩しています。手掛けるのは「木葉猿窯元」8代目の川俣早絵さんです。
型を使わず指先の感覚だけで粘土をひねりながら成形する伝統の製法で制作。全てが手作業のため同じ物は二つとないそう。
「季節に合わせた物を作りたかった」と川俣さん。猿の男びなと女びなが並ぶひな祭りバージョンもあります。
取材先
木葉猿窯元(玉名郡玉東町木葉60)
問い合わせ
木葉猿窯元
TEL | 0968-85-2052 |
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インスタグラムでも作品を紹介しています。
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