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息子2人が求職中で自身の収入のみ 貯蓄が少なく将来に不安を感じる【家計簿チェック】

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.息子2人が求職中で自身の収入のみ 貯蓄が少なく将来に不安を感じる

現在、臨時的任用の教員として働いています。息子2人と同居中ですが、2人とも求職中のため、収入があるのは私だけです。ローン返済のうち2万円は子どもの奨学金を立て替え払いしています。また、老後のためにつみたてNISAと積立預金を3万円ずつしています。

ボーナスは出し入れ自由な口座に預けて、家電の買い替えなど突発的な出費に充てており、残高はほとんどありません。働けるうちは働き、年金受け取り時期を遅らせたいと考えていますが、将来に不安を感じています。

A.近い将来、貯蓄が底を突きそう 息子さんの就労・独立を検討して

いただいている情報で仮に68歳まで働くとしてキャッシュフロー表を作成してみると、69歳の時には貯蓄が底を突いてしまいます。

そこで、自動車保険の16万円の見直しを検討します。こちらは2台分の合計で1台分は息子さんの分です。年齢が若いので保険料が高いようですが、事故歴などがなければ、ネット保険などで見直すと3万円程度下げられそうです。

さらに、気になる点はボーナスの使い道です。年間の支出を引いても70万円ほど残るはずですが、家電の買い替えやその他の一時的な支出で残高ゼロとのこと。この部分をもう少し貯蓄に回したいものです。例えば、70万円のうち20万円だけあらかじめ取り崩しづらい投資や預金に回し、残り50万円でやり繰りすると決めてはいかがでしょうか。

しかし、以上を実行しても70代前半には貯蓄が底を突くでしょう。そこで、息子さんの就労を考えます。家計にお金を入れてもらうか、独立してもらい、家賃や生活費を下げるかです。仮に息子さんそれぞれが、5年後から毎月5万円ずつ家計にお金を入れるとすると、貯蓄は突きないでしょう。

イチゴさんがさらに長く働けば、年金額も増えますし、投資資金を増やすのもよいと思いますが、現時点では不確定要素が多く慎重に考えるべきだと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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